【四條畷市】日本最古のキリシタン墓碑も 市立歴史民俗資料館に行ってきた!
筆者は歴史好きなので、埴輪や古い刀剣といった古代の遺物を見ると、「昔の人はどんな生活をしていたんだろう、何を思っていたんだろう」と想像をかき立てられて、しばし時を忘れます。「同感!」とうなずかれる方は、ぜひ四條畷市立歴史民俗資料館に行ってみてはどうでしょうか?
JR四条畷駅から徒歩15分ほど。東高野街道沿いに同資料館はあります。一帯は住宅街でとても静かです。
自動ドアから入館してすぐに左に折れると、向かって奥に市内の遺跡からの出土品などを展示する「埋蔵文化財展示室」、左側には市民から提供された古いものを展示する「民俗資料展示室」があります。まずは、「埋蔵文化財展示室」に行きましょう。
ここでは、約2万年前の旧石器時代の出土品などを展示するとともに、当時の状況を描いた大きなイラストも掲示しています。いにしえの人々の営みが柔らかな色使いで描きこまれていて、温かみが伝わってくるイラストです。「イラストも交えて当時の状況をわかりやすく伝えられるのは、当館の特徴です」と館長の野島稔さん。イラストは前館長が描かれたもので、来場者の中にはこのイラスト目当ての方もいるそうです。
日本最古というキリシタン墓碑も展示されています。「発掘されたのは、2002年2月14日のバレンタインデーです。もう大発見でした」と野島さん。
続いて「民俗資料展示室」に行ってみると、足踏み脱穀機を含む農具の他、ダイヤルを回してチャンネルを変えるテレビなどが並んでいます。この展示室のある建物は、明治時代に建てられた土蔵だそうです。
野島さんによると、新型コロナウイルス感染症の影響で年間の来場者数は従来よりも半減。その後、飯盛山の山頂に存在する飯盛城跡が2021年11月に国史跡に指定されたことなどが後押して、7割方回復しているそうです。「今は感染拡大を防ぐため、スタッフによる展示の説明を希望する方のみに限定していますが、いずれはコロナ禍の前のように、断られる方を除く全ての来場者に説明を行えるようにしたいですね」(野島さん)。その日が1日も早く来ることを、筆者も願っています。
四條畷市立歴史民俗資料館
所在地:大阪府四條畷市塚脇町3-7
電話:072-878-4558
開館日・時間:火曜日〜日曜日・午前9時30分~午後5時00分
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、年末年始、秋の特別展の準備期間および常設展示準備期間(詳細は同資料館にお問い合わせ下さい)
入館料:無料
最寄り:JR四条畷駅から徒歩15分、コミュニティバス・京阪バス・近鉄バス塚脇停留所から徒歩3分
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