Yahoo!ニュース

営業コンサルタントが教える金銭感覚―「フェルミ推定」を使って人生の大事なお金の概算してみた

横山信弘経営コラムニスト
(提供:shutterstock)

■「フェルミ推定」で人生の大事なお金を概算で出してみたらすごいことがわかった

たった一回の選択でずっと損した経験、あるだろうか? 

私はたくさんある。悔やんでも悔やみきれない決断をしたことが、とても多くある。あれさえなければ、それほど経済的に苦労しなかったな、ということまである。

「たられば」を言いはじめたらキリがない。だが、今後はさらに無視できなくなってくる。多様性の時代だからだ。

だからこそ昔ながらの価値観で、物を購入したり、人生を決定づける選択をするのはよそう。とても損をすることになる。

しかもその損は複利的(雪だるま式)に増えていくから、危険極まりない。

そこで今回は【フェルミ推定】を使って、実際にいろいろなものの概算を出してみた。大反響だった前回の記事「営業コンサルタントが教える金銭感覚」の第二弾だ。

・自分の人生にどれぐらいのお金が必要か?(最低必要生涯収入)

・自分の人生でどれぐらいのお金を稼げるのか?

・自分の人生でどれぐらいのお金を支払うのか?

・持ち家を買ったら全部でどれぐらいのお金を支払うのか?

・賃貸だったら全部でどれぐらいのお金を支払うのか?

・子ども2人いたら全部でどれぐらいの教育費を支払うのか?

・4人家族全員がスマホをもったらどれぐらいのお金を支払うのか?

・転職したらどれぐらい人生で稼ぐお金が増える(減る)のか?

・子どもが家から大学に通った場合と、下宿した場合でどれぐらい変わるか?

・社用車のある会社と、自分の車を営業車にした場合でどれぐらい変わるか?

・在宅勤務OKの会社とNGの会社とでは、どれぐらい変わるか?

(これらのシミュレーションを、自分の頭で概算せずネットで検索すると、宣伝用のWEBサイトしか引っかからないので要注意!)

緻密な計算はしない。

「複雑なことを単純に考える思考」で、ざっくり概算を出し、ある「モノサシ」と比較、そして判断。――その一連の流れをご紹介する。

おそらく、とても面白いだろう。誰もが興味深いと思い、その発想に酔うはずだ。

そして、このやり方を覚えれば、時代に合った「金銭感覚」が手に入り、判断力が養われるだろう。

単純なことを複雑に考えるクセは、もう2022年で終わり。

自分の人生、子どもの人生にも必ず役立つ。

「複雑なことを単純に考える思考」を手に入れ、損な人生を送らないよう年末に決断しよう。

■営業コンサルタントが教える「人生の大事なお金をざっくり概算する方法」

この記事は有料です。
横山塾~「絶対達成」の思考と戦略レポ~のバックナンバーをお申し込みください。

経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

横山信弘の最近の記事