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「深く考える力」を身につける3つの質問 ~安岡正篤氏の『思考の3原則』から

横山信弘経営コラムニスト
(写真:イメージマート)

■安岡正篤氏の『思考の3原則』

物事を深く考えるためには「質問」が必要だ。自分が「深く考える」、相手に「深く考えてもらう」。どちらにしても、効果的な質問がなければ、

「目標が達成しない。どうしたらいいんだろう?」

「どうしたらいいんでしょうね」

と深く考えずに答えることになる。これでは、深く考える力は身につかない。深く考えるための質問がなければ、当然深く考えることはできないのだ。

だから、普段からそのための「切り口」を準備しておこう。

私がおススメする切り口は、安岡正篤氏の『思考の3原則』。長期的な視点、多面的な視点、本質的な視点――この3つである。

とはいえ、この視点でどのように質問していったらいいのか。わかりづらいだろうから、今回はその具体的な質問テクニックを紹介する。

例文は、わかりやすくするため相手がいるケースで書いているが、自問自答する場合でも、切り口は同じである。

■過去と未来を行ったり来たりする質問

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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