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今さら聞けない!「ビジネスコーチング基礎講座」 最低限の用語を押さえよう!【横山塾】

横山信弘経営コラムニスト
(写真:PantherMedia/イメージマート)

■経営者や組織マネジャーのためのビジネスコーチング

コンサルタントとなり17年目に入った。私がコンサルタントになった当時20代だった方で、すでに40歳を過ぎ方もいるだろう。

そんな方々も、「なかなか部下が育たない」「若い人が成長しない」と嘆いている。16年以上、マネジャーたちは同じような悩みを抱え続け、多くの人がその解決方法として「ビジネスコーチング」に興味を持った。

「部下を成長させるために、どうしますか?」

そう聞くと、

「コーチングを勉強します」

と答えるマネジャーが非常に多いのだ。このニーズは16年以上前からあり、世代が変わっても、傾向に変化がない。

私はNLP(神経言語プログラミング)をずっと学び続けているせいか、知り合いにプロのビジネスコーチが多い。経験のあるビジネスコーチほど、軽い気持ちでコーチングを学ぶ姿勢に警鐘を鳴らす。

私自身も1年半ほどコーチングを受けつづけ、意識と行動を大きく変容させた過去がある。この素晴らしいコーチングの技術を多くの人に体験してもらいたいと思うが、この技術を身につけようとするのであれば、話は別だ。

私はプロのコンサルタントとして、圧倒的な自信がある。だからこそ言えることがある。私はコンサルティングができても、コーチングはできない。コーチングの知識は十分に持っているつもりだが、技術がないからだ。

知識と技術はまったく異なるものだ。

この話をしても、多くの人が理解できないようだ。カウンセリング、メンタリング、コンサルティング、コーチング、ティーチング等の位置づけや定義ぐらいは理解しておこう。そうでないと、コーチングそのものも正しく理解できない。

そこで今回は、コーチングに興味があるなしにかかわらず、コーチングに関する常識的な知識をしってもらいために、基礎的な原則や要件などを解説する。

とくに細胞間のコミュニケーション「パラクラインとオートクライン」の話は知ってもらいたい。コーチングの効果を細胞レベルで解説した。

<インデックス>

・「リスク-能力マトリクス」「重要-緊急マトリクス」におけるコーチング対象

・コーチング、ティーチング、コンサルティング、カウンセリング(メンタリング)の位置づけ

・コーチングの3原則(インタラクティブ/オンゴーイング/テーラーメイド)

・細胞間コミュニケーション「パラクラインとオートクライン」

・コーチング対象4つのタイプ(コントローラー、プロモーター、サポーター、アナライザー)

■今さら聞けない!「ビジネスコーチング基礎講座」

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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