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【横山塾】ビジネスに必要な「負けん気」の作り方

横山信弘経営コラムニスト

■40代以降に必要な「負けん気」の強さ

「昔はこれでも負けん気が強かったのですが」

と言われることが多い。社長や営業部長と食事をしている際、昔を懐かしんでこのような話をするのだ。

「憎たらしい上司がいましてね。絶対に鼻を明かしてやろうと思ってました」

「それでどうなったんですか」

「入社3年目からは、同期でトップの成績になりました。それからは一目を置かれるようになりましたね」

「それはそれは」

談笑しながら酒をかわす。

しかし「昔は尖っていた」「昔は血気盛んだった」と追想にふけるのはいいが、それを過去のものにするのは、少し早いのではないか。

40代、50代になって「昔は負けん気が強かった」と口にするということは、もうこれから先は「負けん気が強くない」状態がつづいてもいい、ということになる。

いや、それはどうか。

人生100年時代である。「熱量」と同じで、必要なときはある。まだまだ「負けん気」があったほうがいい。

そこで今回は、ビジネスで必要な「負けん気」の作り方について解説する。

そもそも「負けん気」とは、どのような心の状態を指しているのか。そして、どのようなシチュエーションで、どれぐらいのレベルの「負けん気」があったほうがビジネスに役立つのか。

期待する成果を継続的に出すための「負けん気」について解説する。ぜひ最後まで読んでいただきたい。

■そもそも「負けん気」とは何か?

「横山塾」のコンセプトは、

~すべてを失っても再生できる自信を持つ~

である。

日本は先進国であるが、もはや衰退の途上にある「衰退途上国」だ。だからこそ我々は『下りのエスカレーター』に乗っていることを認識し、かなりの覚悟をもって日々研鑽していかなければならない。

いろいろな事情で、たとえ今の仕事を失っても、必ず【再生】できる力を身につける。

そのための塾である。

であるからこそ、当然のことながら「負けん気」の強さは重要だ。ここぞというときに必要である。

そうでなければ、人生100年時代を健全に過ごすことは難しい。

【横山塾】4つのプリンシプル(教義)徹底解説 <永久保存版>で書いたとおり、「心の資本」を十分に維持するため「負けん気」を鍛えていこう。

それでは「負けん気」とは何か? まずはこの言葉の定義から解説したい。読んで字のごとく

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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