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現役プロ野球選手の「身長・体重ランキング2024」。身長2m以上は1人、最重量は埼玉西武のアギラー

宇根夏樹ベースボール・ライター
ヘスス・アギラー March 30, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 日本プロ野球の各球団に在籍している、身長が高い選手と低い選手、体重が重い選手と軽い選手、それぞれのトップ10は以下のとおりだ。このランキングは、2月24日時点の支配下選手773人と育成選手257人、計1030人の身長と体重(いずれも公称)から作成した。

筆者作成
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 最も身長が高いのは、200cmの秋広優人(読売ジャイアンツ)、最も身長が低いのは、164cmの滝澤夏央(埼玉西武ライオンズ)だ。36cmの差がある。

 昨年は、200cm以上の選手が3人いたが、201cmのスターリン・コルデロ(当時・横浜DeNAベイスターズ/育成)と200cmの阿部剣友(当時・読売/育成)は、一軍デビューすることなく退団した。秋広は、昨年、一軍で121試合に出場し、10本のホームランを打った。2021年の一軍出場は1打席、2022年は皆無だった。

 最も重い125kgのヘスス・アギラー(埼玉西武)と最も軽い62kgの長水啓眞(福岡ソフトバンク・ホークス/育成)は、どちらも新入団だ。アギラーは、2014~23年の10シーズンに、メジャーリーグで795試合に出場した。2018年は、ミルウォーキー・ブルワーズで35本塁打を記録し、オールスター・ゲームにも選ばれている。長水は、昨年の育成ドラフト8位だ。2番目に軽い63kgの村山源(読売/育成)も、昨年の育成ドラフトで指名された。こちらは2位。長水と村山の体重を足すと、アギラーの体重となる。

 過去2年とも最重量だった砂川リチャード(福岡ソフトバンク)の体重は、117kg→123kg→118kgと推移している。一軍出場は、デビューした2021年が34試合、2022年が23試合、2023年は22試合。ホームランも、7本→3本→0本と下降線をたどっている。

 198cm/116kgのコディ・ポンセ(東北楽天ゴールデンイーグルス)、196cm/122kgのアルベルト・バルドナード(読売)、196cm/120kgのフランミル・レイエス(北海道日本ハム・ファイターズ)、196cm/116kgのブライアン・ロドリゲス(北海道日本ハム)は、身長の高いトップ10と体重の重いトップ10のどちらにもランクインしている。一方、164cm/65kgの滝澤、166cm/65kgの児玉亮涼(埼玉西武)、167cm/66kgの西尾歩真(福岡ソフトバンク/育成)は、身長の低いトップ10と体重の軽いトップ10の両方に名を連ねる。

 全選手の平均は、身長が180.7cm、体重は85.8kgだ。池田隆英(北海道日本ハム)、佐藤都志也(千葉ロッテ・マリーンズ)、横山聖哉(オリックス・バファローズ)の3人は、いずれも181cm/86kgなので、平均に最も近い。

 登録ポジション別の平均は、投手542人が182.1cm/86.5kg、捕手98人が177.7cm/86.1kg、内野手219人が178.8cm/84.0kg、外野手171人は180.5cm/85.5kgとなっている。

 昨年版は、こちら。

「現役プロ野球選手の「身長・体重ランキング2023」。重量トップ2は昨年より体重増!?」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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