「40-20」はあるが「30-30」はない選手たち。40-20が2度の大谷翔平も30-30はまだ皆無
9月3日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、5回表に二盗を記録し、シーズン盗塁を20とした。シーズン44本塁打と合わせ、2年ぶり2度目の「40-20」に到達した。
大谷を含め、「40-20」の達成者は、22人を数える。延べにすると34人だ。アレックス・ロドリゲスが4度、バリー・ボンズとホゼ・カンセコが3度、大谷ら5人は2度達成している。
22人のなかには、「30-30」を達成している選手としていない選手がいる。大谷は、現時点では後者だ。2021年は、46本塁打と26盗塁だった。1シーズンの盗塁は、この年が最も多い。ホームランもそうだ。
半数の11人は、「40-20」のシーズンに「30-30」も達成している。1988年のカンセコ、1996年のボンズ、1998年のロドリゲス、2006年のアルフォンソ・ソリアーノは、「40-20」と「30-30」(「40-30」)にとどまらず、「40-40」に到達した。
この11人中4人は、「40-20」とは別のシーズンの「30-30」もある。「30-30」が2度以上ということだ。
また、ウィリー・メイズとショーン・グリーンは、「40-20」=「30-30」ではないものの、40本塁打未満のシーズンに「30-30」を達成している。メイズは、1956年の36本塁打&40盗塁と1957年の35本塁打&38盗塁。グリーンは、1998年の35本塁打&35盗塁がそうだ。
あとの9人は、「30-30」のシーズンがない。だが、ライン・サンドバーグとブレイディ・アンダーソンは、シーズン30盗塁以上(と30本塁打未満)を記録している。サンドバーグは5度、アンダーソンは3度だ。2人とも、シーズン最多は50盗塁を超える。
一方、カンセコは、「40-20」の3シーズン――1度目の1988年は「40-40」――以外に、40本塁打以上のシーズンも、20盗塁以上のシーズンもなかった。
「30-30」が2度以上の選手については、こちらで書いた。