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大谷翔平の年俸3000万ドルは「来シーズンの高年俸トップ20」にランクイン

宇根夏樹ベースボール・ライター
ペリー・ミナシアンGM(左)と大谷翔平 Oct 1, 2022(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 10月1日、ロサンゼルス・エンジェルスと大谷翔平は、来シーズンの年俸について、3000万ドルで合意に達した。

 今シーズンは、2年850万ドルの2年目。今オフ、大谷は年俸調停の申請権を持っていたが、新たな1年契約を結び、調停を回避した。来シーズンの終了後にFAとなることは、変わっていない。

 大谷の年俸3000万ドルは、調停の申請権を持つ選手の最高額を塗り替えた。それまでは、2020年1月にムーキー・ベッツ(現ロサンゼルス・ドジャース)がボストン・レッドソックスと交わした、年俸2700万ドルが最も高かった。

 また、大谷の今シーズンの年俸は550万ドルなので、来シーズンの年俸は2450万ドルのアップとなる。こちらの上昇額は史上最高だ。2018~19年にジェイコブ・デグローム(ニューヨーク・メッツ)が記録した、960万ドルのアップ(740万ドル→1700万ドル)を上回った。ちなみに、デグロームは、2019年1月に1700万ドルの契約を交わし、翌々月に5年1億3750万ドル(2019~23年)の延長契約を結んだ。

 スポトラックによると、大谷の年俸3000万ドルは、来シーズンの年俸ランキングの16位に位置する。すぐ上とすぐ下には、ヒューストン・アストロズの2人、年俸3016万6666ドルのアレックス・ブレグマンと年俸2900万ドルのホゼ・アルトゥーベがいる。

 このランキングは、現時点で来シーズンの年俸が確定している選手だけだ。例えば、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、今オフにFAとなる。今シーズンの開幕前にジャッジが断った延長契約の申し出は、7年2億1350万ドル。年平均額は3050万ドルだ(「ジャッジはヤンキースを去るのか。7年2億1350万ドルの申し出を却下。今シーズン終了後にFA」)。

 ランキング7位のカルロス・コレイア(ミネソタ・ツインズ)などは、今オフにオプト・アプトの権利――選手側から契約を途中で打ち切ることができる――を行使して再びFAとなり、新たな契約を得ようとするかもしれない。昨オフ、コレイアは、3年1億530万ドルの契約でツインズに入団した。2022~24年の各年俸は3510万ドルだ。この契約には、今オフと来オフに行使できるオプト・アウトの権利がついている(「2億7500万ドルの申し出を断ったFAが、1億530万ドルで契約。総額は2分の1以下だが…」)。

 なお、ランキングのトップ3は、年俸4333万3333ドルのマックス・シャーザー(メッツ)、年俸3857万1428ドルのアンソニー・レンドーン(エンジェルス)、年俸3711万6666ドルのマイク・トラウト(エンジェルス)だ。大谷は、エンジェルスで3番目の高年俸ということになる。

 エンジェルスの年俸3000万ドル以上が3人は、メッツと並び、全チームの最多。メッツの3人は、年俸4333万3333ドルのシャーザー、年俸3410万ドルのフランシスコ・リンドーア、年俸3050万ドルのデグロームだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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