通算870試合目に初の退場処分を受けたジャッジは、翌日最初の打席でホームランを打つ
5月4日、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、1打席目と2打席目にシングル・ヒットと二塁打を打ち、3打席目と4打席目は空振り三振と見逃し三振を喫した。
連続三振となった3ストライク目の判定に対し、ジャッジは、球審に何かを言い、ダグアウトへ戻ろうとした。激昂した様子はなく、詰め寄ってもいない。だが、球審は、退場を宣告した。下の写真がそうだ。
ジャッジは、2016年8月13日にメジャーデビューした。この日の出場は、通算870試合目だ。それまで、退場処分を受けたことは、一度もなかった。
今シーズンは、5月4日を終えた時点で、打率.209(129打数27安打)と出塁率.340、6本塁打、OPS.743を記録している。併殺打10本は両リーグで最も多く、43三振はア・リーグ最多タイ。4月20日は、4打席とも三振を喫し、ヤンキー・スタジアムのファンからブーイングを浴びた。
ちなみに、ジャッジの前にヤンキースのキャプテンを務めたデレク・ジーターは、就任前も含め、退場処分を受けることなく選手生活を終えた。また、ジャッジの現チームメイトで通算1500試合以上に出場している2人のうち、アンソニー・リゾーの退場処分は4度を数えるが、見落としがなければ、ジャンカルロ・スタントンは皆無だ。
デビューから退場処分なしの現役選手のなかでは、カルロス・サンタナ(ミネソタ・ツインズ)の出場1960試合が最多だと思われる。
5月5日、ジャッジは、1打席目にホームランを打った。この時点で、ヤンキースの本塁打トップ3は、8本のホアン・ソト、7本のジャッジ、6本のリゾーとスタントンだ。ソトは、メジャーリーグ1年目の2018年に退場処分を受けている。