3000安打以上の打者が登板は、プーホルスが何人目!? 登板時のイチローは2935安打
5月15日、アルバート・プーホルス(セントルイス・カーディナルス)は、初めてマウンドに上がった。その状況と投球内容、通算681本塁打の選手が登板することなどについては、「600本以上のホームランを打っている選手が登板するのは、プーホルスが史上初!?」で書いた。
プーホルスは、3000安打も達成している。この試合で登板前に打った2本を含め、通算安打は3312本だ。
3000本以上のヒットを打っている選手がマウンドに上がったことは、過去に2度ある。
1925年10月4日に投げたタイ・カッブは、その時点で3821安打だった。なお、カッブの通算安打が何本なのかは、はっきりしておらず、例えば、MLB.comは4191本、ベースボール・リファレンスとファングラフスは4189本としている。この記事では、後者に従った。
また、ウェイド・ボッグスは、1999年8月7日のホームランにより、通算安打を3000本とし、その3日後に投げた。この時点の通算安打は、3001本だった。
ただ、カッブとボッグスは、3000本目のヒットを打つ前にも、マウンドに上がっている。カッブは通算3登板、ボッグスは2登板。3000安打後の登板は、それぞれの3登板目と2登板目だ。
初登板の時点の通算安打は、プーホルスの3312本が最も多い。それまでの最多は、イチローだった。2015年10月4日に投げるまでに、イチローは2935安打を記録した。
プーホルスとイチローは、年齢こそ違うものの、どちらも2001年4月2日にメジャーデビューし、球場は別々ながら、その試合で最初のヒット――イチローは1本目と2本目――を打っている。