100本以上のホームランを打っている選手のうち、ルースと大谷の次に奪三振が多いのは…
5月14日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、ダブルヘッダーの2試合目にホームランを打ち、メジャーリーグ通算本塁打を100本とした。上の写真は、その直後だ。
このマイルストーンに達するまでの試合数については、「大谷翔平は日本人選手最速の100本塁打に加え「エンジェルス最速」も塗り替える!?」で書いたとおりだ。チームメイトのマイク・トラウトよりも少ない。
また、MLB.comのサラ・ラングスは、100本以上のホームランを打ち、投手として多くの三振を奪った選手として、488奪三振のベーブ・ルース(714本塁打)、268奪三振の大谷(100本塁打)、そして、63奪三振のジョージ・シスラー(102本塁打)を挙げている。昨年4月に「「打順1~4番でホームランを打った先発投手」は、ベーブ・ルースと大谷翔平と…日本でも知られるあの選手」で紹介したのと、同じ3人だ。ちなみに、ラングスはルースの奪三振を501としているが、ベースボール・リファレンスとMLB.comは、どちらも488だ。
今月が終わるまでに、大谷はシスラーの通算本塁打を上回るだろう。ルースの通算本塁打を超えるのは難しそうだが、ルースの奪三振は、来シーズン中にも手が届きそうだ。
シスラーは、ルースより2歳上。ルースとほぼ同時期にプレーした。通算2812安打(ベースボール・リファレンスの数値)はルースより61本少ないものの、メジャーリーグでプレーしたのは、シスラーが15シーズン(1915~22年と1924~30年)、ルースは22シーズン(1914~35年)だ。通算盗塁はシスラーのほうが多く、それぞれ、375と123。大谷は、ここまで60盗塁を記録している。
なお、シスラーとルースは、打者と投手として対戦したことがあり――その逆はない――ホームランこそないものの、シスラーはルースからヒットを打っている。