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アーロンとボンズに本塁打を打たれた投手◆56試合連続安打がストップ…【7月17日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
ジョー・ディマジオ 1941(写真:ロイター/アフロ)

◆2001年7月17日

モントリオール・エクスポズのオジー・ギーエン三塁コーチが、試合前に退場となる。前日の判定について、審判に文句を言ったのが理由。

◆1993年7月17日

サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズが、通算201本目のホームランを、ニューヨーク・メッツのフランク・タナナから打つ。その後、ボンズは561本を積み上げ、タナナは、ハンク・アーロン(755本塁打)とボンズ(762本塁打)のどちらにもホームランを打たれた投手となった。対アーロンの被本塁打は1976年6月14日。アーロンの通算748本目だった。アーロンとボンズに打たれたのは、タナナとリック・ラッシェルだけ。こちらの被本塁打は、1973年6月16日と1974年7月7日(アーロンの通算691本目と725本目)と1990年5月27日(ボンズの通算93本目)。

◆1990年7月17日

ミネソタ・ツインズの内野陣が、1試合にトリプル・プレー(三重殺)を2度成立させる。史上初。相手はボストン・レッドソックス。4回裏、無死満塁からと8回裏、無死一、二塁から、どちらも5・5-4-3。ボールは、ゲリー・ガイエティアル・ニューマンケント・ハーベックと渡った。これについては、5年前に「今からちょうど四半世紀前に起きた、まるでデジャブのようなトリプル・プレー」で、もう少し詳しく書いた。

◆1941年7月17日

ニューヨーク・ヤンキースのジョー・ディマジオが、3打数0安打(1四球)に終わり、5月15日にスタートした連続試合安打が56試合で止まる。最初の3打席はクリーブランド・インディアンズのアル・スミスと対戦し、三塁ゴロ、四球、三塁ゴロ。投手がスミスからジム・バグビーに交代した4打席目は、6-4-3の併殺打に討ち取られた。

 7月16日のMLBは、こちら。

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ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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