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大谷翔平より週間最優秀選手の受賞が多い選手は何人いるのか。大谷は8度目、ルッカーは2度目

宇根夏樹ベースボール・ライター
フレディ・フリーマン(左)と大谷翔平 May 4, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月29日~5月5日の週間最優秀選手(プレーヤー・オブ・ザ・ウィーク)に、ナ・リーグは大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)、ア・リーグはブレント・ルッカー(オークランド・アスレティックス)が選ばれた。大谷の受賞は8度目、ルッカーは2度目だ。

 週間最優秀選手は、ナ・リーグが1973年、ア・リーグは1974年から選出している。大谷よりも受賞回数が多い、9度以上の選手は、見落としがなければ、26人を数える。

 最多は、16度のマニー・ラミレスミゲル・カブレラ。トップ5のあと3人は、15度のバリー・ボンズに、14度のフランク・トーマスアルバート・プーホルスだ。

 現役選手では、11度のJ.D.マルティネス(ニューヨーク・メッツ)が最も多い。他に9度以上の受賞は、10度のジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズ)に、9度のフレディ・フリーマン(ドジャース)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)。大谷の8度は、クレイトン・カーショウ(ドジャース)、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、ノーラン・アレナード(セントルイス・カーディナルス)、マニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス)の4人と並んだ。

 大谷を除く、受賞8度以上の現役選手8人は、いずれも、メジャーリーグ7年目を終えた時点の受賞回数が7度以下だった。大谷は、今シーズンがメジャーリーグ7年目だ。

 また、大谷がデビューした2018年以降に限ると、受賞5度以上は、現時点の現役選手かそうでないかを問わず、8度の大谷、7度のジャッジ、5度の4人、マチャド、ポール・ゴールドシュミット(カーディナルス)、J.D.、クリスチャン・イェリッチ(ミルウォーキー・ブルワーズ)となる。

 ちなみに、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)とムーキー・ベッツ(ドジャース)は、2017年までを含めたキャリア全体で、どちらも、週間最優秀選手に5度選ばれている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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