2年前の本塁打王が9本目のホームランを打ち、大谷とオズーナとの差を1本に縮める。ハーパーは8本目
5月6日、フィラデルフィア・フィリーズは、6対1でサンフランシスコ・ジャイアンツを下した。
この試合のホームランは2本。フィリーズのブライス・ハーパーとカイル・シュワーバーが、5回裏と8回裏に打った。
ハーパーは、2試合連続ホームランにより、シーズン本塁打を8本とした。シュワーバーは、シーズン9本目。これを書いている時点で、彼らよりもホームランが多いナ・リーグの選手は、ともに10本のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)と大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)しかいない。
ブレーブスは、5月6日の試合がない。ドジャースは、5月6日に、これからマイアミ・マーリンズと対戦する。
ここまで、ナ・リーグで8本塁打以上は8人。そのうちの5人は、過去に本塁打王を獲得している。
オズーナは、短縮シーズンの2020年に、ナ・リーグでは最も多い、18本のホームランを打った。大谷は、昨シーズンのア・リーグ本塁打王(44本)。シュワーバーは、2022年のナ・リーグ本塁打王(46本)だ。3人とも、自己最多は別のシーズン。それぞれ、昨シーズンの40本塁打、2021年の46本塁打、昨シーズンの47本塁打が最も多い。
ハーパーは、ワシントン・ナショナルズ時代の2015年に、42本のホームランを打ち、ナ・リーグ本塁打王のタイトルを、ノーラン・アレナード(当時コロラド・ロッキーズ/現セントルイス・カーディナルス)と分け合った。ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)は、メジャーリーグ1年目の2019年に、両リーグ最多の53本塁打を記録した。
あとの3人、ハーパーとアロンゾと同じく、今シーズン、8本のホームランを打っているのは、エリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)、マックス・マンシー(ドジャース)、テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)だ。いずれも、本塁打王は獲得していないものの、マンシーとテオスカーは、リーグ・トップ5にランクインしたことがある。
ちなみに、シュワーバーとハーパーに次ぎ、フィリーズで3番目にホームランが多いのは、6本のブランドン・マーシュだ。こちらは、昨シーズンの12本塁打が最も多い。
【追記:5/7】
5月6日の全試合が終わった時点で、本塁打ランキング(7本以上)は、以下のようになっている。