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前半戦に15勝を挙げた投手、16勝の投手◆オールスター・ゲームのサヨナラ本塁打…【7月8日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
ウバルド・ヒメネス JULY 13, 2010(写真:ロイター/アフロ)

◆2010年7月8日

コロラド・ロッキーズのウバルド・ヒメネスが、シーズン15勝目を挙げる。18登板で15勝1敗、防御率2.20。オールスター・ブレイクの前に15勝は、2000年のデビッド・ウェルズ以来(こちらも、7月8日に15勝目)。2人ともオールスター・ゲームの先発マウンドに上がり、ともに2イニングを無失点に封じた。ウェルズはシーズン20勝を挙げ、ティム・ハドソンとともに最多勝のタイトルを獲得。一方、ヒメネスはリーグ3位の19勝。上には、ロイ・ハラデイ(21勝)とアダム・ウェインライト(20勝)がいた。

◆1987年7月8日

ヒューストン・アストロズからジェラルド・ヤングがデビューし、ホンジュラスで生まれた初のメジャーリーガーとなる。1994年までメジャーリーグでプレーし、1988年にリーグ2位の65盗塁。主にセンターを守った。ホンジュラス生まれの2人目は、2019年7月7日にデビューしたモーリシオ・デュバン

◆1976年7月8日

サンディエゴ・パドレスのランディ・ジョーンズが、シーズン16勝目を挙げる。21登板で16勝3敗、防御率2.53。オールスター・ブレイクの前に16勝は、ナ・リーグ最多記録。ア・リーグでは、バイダ・ブルー(1971年)とミッキー・ロリッチ(1972年)が、17勝を挙げている。ジョーンズは、オールスター・ゲームで先発投手として投げ、3イニングを無失点。後半戦は19登板で6勝11敗、防御率2.99を記録し、最多勝のタイトルに加え、サイ・ヤング賞を手にした。1971年のブルーもサイ・ヤング賞(とMVP)を受賞したが、1972年のロリッチは投票3位。ゲイロード・ペリーウィルバー・ウッドの後塵を拝した。

◆1941年7月8日

ボストン・レッドソックスのテッド・ウィリアムズが、オールスター・ゲームでサヨナラ本塁打を打つ。史上初。1点ビハインドの9回裏、2死一、三塁の場面で、シカゴ・カブスのクロード・パッソーから打った。1955年にスタン・ミュージアル、1964年にジョニー・キャリソンもサヨナラ本塁打。

 7月7日のMLBは、こちら。

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ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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