テオが満塁本塁打を打ち、ホームランも打点も2位に浮上。11本塁打はチームメイトの大谷に並ぶ
5月11日の6回表、テオスカー・ヘルナンデス(ロサンゼルス・ドジャース)は、2死満塁の場面でホームランを打った。
この日が終わった時点で、テオスカーの11本塁打と33打点は、どちらも、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)の12本塁打と38打点に次ぎ、ナ・リーグで2番目に多い。ホームランは、チームメイトの大谷翔平に並んだ。打点は、32打点のアレック・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)と30打点のウィリアム・コントレラス(ミルウォーキー・ブルワーズ)を上回った。
テオスカーのシーズン最多は、トロント・ブルージェイズ時代の2021年に記録した、32本塁打と116打点だ。この他には、30本塁打以上のシーズンも、100打点以上のシーズンもない。今シーズン、ドジャースは、41試合を終えたところだ。これは、レギュラーシーズン全体の約4分の1に当たる。まだ少し気が早いものの、このままのペースなら、テオスカーは、自己最多を塗り替える。
ちなみに、ホームランは、さらにハイペースだったことがある。短縮シーズンの2020年は、ブルージェイズの28試合目にシーズン11本目のホームランを打った。162試合に換算すると、49.9本のペースだ。シーズン全体では、ブルージェイズの60試合で16本塁打。こちらは、162試合で43.2本となる。
今シーズン、ナ・リーグで7本塁打以上の選手は、以下のとおり。
エリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)は、今月1本目のホームランを打ち、ホームランも盗塁も二桁の10-10にリーチをかけた。すでに25を数える盗塁は、前日から変わらず。それまでは、3試合続けて2盗塁を記録していた。デラクルーズについては、5月11日の試合前に、こちらで書いた。
◆「25盗塁に到達し、シーズンはまだ4分の1未満。赤いスピードスターは100盗塁を超えるペース」
大谷も、10-10にリーチをかけている。こちらは、あと1盗塁だ。ただ、5月11日は、9回表に打席が回ってきたところで、キーケー・ヘルナンデスと交代した。ジ・アスレティックのファビアン・アーダヤらによると、腰の張りだという。
デラクルーズと同じく、リース・ホスキンス(ブルワーズ)とケテル・マーテイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)も、5月11日に9本目のホームランを打った。
一方、ア・リーグで7本塁打以上の選手は、以下のとおり。
上位の5人中、ガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)とジョシュ・ネイラー(クリーブランド・ガーディアンズ)とカル・ローリー(シアトル・マリナーズ)は、5月11日に本数を1本ずつ増やした。
あとの2人のうち、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)は、先月末から故障者リストに入っている。カイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)は、5月11日の試合に出場しなかったが、怪我ではなく、休養のようだ。