初先発までに500登板以上◆「母の日」に完全試合◆史上初の三重殺…【５月９日のMLB】
◆2015年５月９日
ピッツバーグ・パイレーツの二塁手と三塁手が、史上初となる「4-5-4」のトリプル・プレー（三重殺）を成立させる。セントルイス・カーディナルス戦の２回表、無死二、三塁から、二塁手のニール・ウォーカーが、ヤディアー・モリーナの打ったライナーを捕って１アウト。ウォーカーからの送球を、ジョンホ・カンが三塁で受けて２アウト。そして、カンからの返球を二塁でウォーカーが受けて３アウト。三塁走者のジョニー・ペラルタと二塁走者のジェイソン・ヘイワードが、どちらも塁へ戻れなかった。このプレーについては、当時、「クレメンテに縁のあるウォーカーがやってのけたトリプル・プレーは、メジャーリーグ史上初の快挙」で詳しく書いた。
◆2010年５月９日
オークランド・アスレティックスのダラス・ブレイデンが、タンパベイ・レイズを相手に、史上19人目の完全試合を達成する。この日は母の日。スタンドで見守っていた祖母は、ブレイデンにとっては母のような存在。彼が高校生の時、母は癌で亡くなった。５回表にはエバン・ロンゴリアがセーフティ・バントを試み、観客からブーイングを浴びた。結果はファウル。
◆1999年５月９日
ニューヨーク・ヤンキースのマイク・スタントンが、通算553登板目に初めて先発する。ゲリー・ラベルの435登板目（1981年８月26日）を抜いて、初先発までにリリーフとして最も多くの試合に投げた投手となった。体調不良のラミロ・メンドーサに代わってマウンドに上がり、４イニングを無失点で切り抜けた。キャリアを通し、スタントンが先発したのはこの試合だけ。それを含めた1178登板は、ジェシー・オロスコの1252登板に次いで多い。オロスコは４先発、ラベルは745登板中３先発。
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