MLBからNPBに復帰後、最も長くプレーしたのは? 福留と五十嵐は8年目、藤川は5年目
メジャーリーグ(MLB)から日本プロ野球(NPB)へ戻った日本人選手は、少なくない。NPB復帰後に一軍で5年以上プレーした選手に限っても、13人を数える。
その年数が群を抜いて長いのは、最初の日本人メジャーリーガー、村上雅則だ。1966年から1982年まで、17年にわたって投げた。ただ、村上の場合、他の選手とは事情が異なる。年齢も、NPBへ戻った1966年は22歳の若さだった(年齢はそのシーズンの6月30日時点)。20代前半で復帰は他に皆無。20代に枠を広げても、村上、柏田貴史、西岡剛の3人しかいない。
村上を別にすると、NPB復帰後の年数は、木田優夫、中村紀洋、井口資仁の9年が最長となる。木田はNPB(一軍)とMLBを、NPB(1989~98年)→MLB(1999~2000年)→NPB(2000~01年)→MLB(2003~05年)→NPB(2006~12年)と経ているので、2度目の復帰から数えても7年だ。35歳以上のシーズンに復帰した選手では、松井稼頭央の8年が最も長い。
また、NPB復帰後5年以上の13人中、福留孝介(阪神タイガース)と五十嵐亮太(東京ヤクルトスワローズ)は現役続行中だ。2人とも、今シーズンは復帰8年目を迎える。西岡は、NPBではなくBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスにいる。
他には、藤川球児(阪神)が復帰5年目となる。藤川と同じく、松坂大輔(埼玉西武ライオンズ)と和田毅(福岡ソフトバンクホークス)も2016年にNPBへ戻ったが、松坂は2017年、和田は2018年の一軍登板がなかった。青木宣親(東京ヤクルト)は復帰3年目、牧田和久(東北楽天ゴールデンイーグルス)は1年目。岩隈久志(読売ジャイアンツ)も、2019年は二軍で2試合に登板しただけ。一軍のマウンドにはまだ戻っていない。
なお、彼らがNPBに戻った際の球団については、こちらで書いた。