50本塁打&30盗塁の「50-30」は日米ともに皆無だが、30本塁打&50盗塁の「30-50」は?

バリー・ボンズ July 8, 1996(写真:ロイター/アフロ)

 現在、クリスチャン・イェリッチ(ミルウォーキー・ブルワーズ)は、41本塁打と24盗塁を記録していて、史上初の50-30を達成する可能性がある。それについては、数日前に「40本塁打&40盗塁の「40-40」と50本塁打&30盗塁の「50-30」はどちらがより難しい!?」で書いた。

 では、50-30ではなく、30-50を達成した選手はいるのだろうか。

 答は、イエスだ。30-30の達成者は、今シーズンのロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)を含め、延べ63人を数える(「数日前の怠慢プレーも、若さの現れ!? 史上2番目の若さで「30-30」達成」)。彼らのうち、1987年のエリック・デービスと1990年のバリー・ボンズは、30-50を達成した。

 デービスは、シーズン30本塁打以上と50盗塁以上が2度ずつあり、1987年の37本塁打&50盗塁は、前者が1度目、後者は2度目だった。また、その前年は27本塁打&80盗塁。ホームランをあと3本打っていれば、30-50どころか30-80となっていた。もっとも、この年はリッキー・ヘンダーソンが、どちらもデービスを上回る、28本塁打&87盗塁を記録した。

 ボンズの30-30は、父のボビー・ボンズと並び、史上最多の5度。1990年の30-50はその1度目で、33本塁打も52盗塁も、当時のキャリアハイだった。その後、ボンズはシーズン30本塁打以上を13度記録したが、シーズン50盗塁に再び達することはなかった。

 日本プロ野球にも、30-50の達成者はいる。ボンズと同じ年に、秋山幸二が31本塁打&51盗塁を記録した。その前にも2度、秋山は30-30を達成している。こちらの3度も日本プロ野球では最多だが、今シーズン、同じく3度の山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)は、4度目の30-30まであと2盗塁としている。