
杉谷伸子
映画ライター
映画コラムとインタビューを中心に、『anan』はじめ、女性誌・情報誌に執筆。『SCREEN』で「美男〈イケメン〉ですよね?」連載中。インタビュー対象は、ふなっしーからマーティン・スコセッシまで多岐にわたる。日本映画ペンクラブ会員。
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- 惹かれあうのに触れあえない。「鹿の夢」が結ぶ中年男と若い女の恋。静謐なエロスに胸が震える『心と体と』
- 夜毎、同じ夢を見ていることを知ったことから強く惹かれあう中年男と若い娘。ファンタジックな設定ながら、リアルな描写と役者の存在感で愛と性を描きだす。
- 4/19(木) 21:30
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- なぜ彼女は男の部屋に行ったのか。じっとり描写が恐怖を増幅する監禁スリラー『ベルリン・シンドローム』
- 異国の地で出会った男の部屋に監禁された一人旅の女性。なぜ、彼女は男の部屋に足を踏み入れてしまったのか。ヒロインのみならず、加害者の内面も丁寧に描くことで、恐怖と不安が増幅する上質スリラー。
- 4/13(金) 21:48
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- 遠隔操作の監視ロボットが繋ぐ恋。“運命の人”への意識が変わる『きみへの距離、1万キロ』
- デトロイトと北アフリカの砂漠地帯。“運命の女性”と信じた恋人と別れたばかりの青年が、遠隔操作の監視ロボットを通して、1万キロを隔てた女性の運命を変える力になろうとする。
- 3/30(金) 21:20
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- ハリウッドスターと鬼才の極上コラボに魅了されずにいられない。独創的な不条理スリラー『聖なる鹿殺し』
- カンヌ映画祭で3度目の栄冠に輝いたギリシャの鬼才、ヨルゴス・ランティモス。心臓外科医とその家族に襲いかかる不条理から目が離せない。
- 3/18(日) 20:44
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- 魔法をかけられた王子ではない、その大きな意味。分断の時代に輝くおとぎ話『シェイプ・オブ・ウォーター』
- アカデミー賞4冠に輝いた『シェイプ・オブ・ウォーター』。分断の時代に放つ愛のおとぎ話に、メキシコ人監督ギレルモ・デル・トロが託したもの。
- 3/9(金) 21:07
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- 現代なら、人の心を一つにするのは何だろう。笑いのあとに、ふと考えさせる『ウイスキーと2人の花嫁』
- 第二次大戦下のスコットランド。座礁した貨物船に積まれていた大量のウイスキーを“救出”すべく、島民たちが一致団結。ハートウォーミングな物語が、笑いのあとにふと考えさせるものとは?
- 2/20(火) 21:02
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- 傷ついた子供たちの再生をストップモーション・アニメで。衝撃が感動に変わる『ぼくの名前はズッキーニ』
- 育児放棄や虐待で傷ついた子供たちの再生を温かい視線で描き、実写映画をおさえてセザール賞最優秀脚色賞に輝いたストップモーション・アニメ。物語の入り口からは想像できない世界を見せてくれる傑作が日本上陸!
- 2/9(金) 21:49
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- 衝撃の設定が、観客に自身の内面を突きつける『羊の木』。6人の転入者は全員元殺人犯だった!
- 国家の極秘プロジェクトで、さびれた港町に転入した6人の男女は全員元殺人犯。マンガ界を騒然とさせた問題作を、吉田大八監督が豪華キャストで映画化。
- 2/2(金) 21:43
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- 「映画」と「観客」を信じた齊藤工と高橋一生。至福のコラボで描く、家族の物語『blank13』
- 意外にも初顔合わせの売れっ子俳優・斎藤工と高橋一生。監督・齊藤工のもと、高橋一生が抑制の効いた演技で感情の機微を伝える。
- 2/1(木) 21:54
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- 殺人を犯し続けた男がアルツハイマーに。その意識の混沌が観客を撹乱する『殺人者の記憶法』
- アルツハイマーになった殺人者が、町を震撼させる新たな連続殺人鬼と息詰まる闘いを繰り広げる。ソル・ギョングとキム・ナムギルが共演したクライムスリラーはまさに傑作!
- 1/25(木) 21:07
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- リピーター続出も納得。社会派サスペンスを一級エンタメに仕上げた手腕に興奮する『消された女』。
- 法律を悪用し、正常な人間を精神疾患患者に仕立てた強制入院が続発した韓国で、実際の事件をモチーフに作られた社会派サスペンス。ショッキングな題材を一級エンタメに仕上げた手腕に興奮!
- 1/22(月) 21:24
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- 子どもが求め続けるものは何か。少年の数奇な運命が浮かびあがらせる『ルイの9番目の人生』
- 生死の境をさまようこと9年で9度。なぜ、少年は何度も命を落としかけたのか。その数奇な運命に隠された秘密が何なのかよりも、どう解き明かされていくかが魅力のサスペンス。
- 1/20(土) 12:54
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- 中井貴一と佐々木蔵之介が初共演。男のプライドを賭けた勝負だから面白い『嘘八百』。
- 大人の素敵な俳優が、ダメ男役で初共演。「幻の利休の茶器」をめぐる騙し騙されのお宝コメディは、男のプライドがかかっているから面白い。
- 1/2(火) 12:46
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- スピリットを継承し、どう展開するか。『キングスマン:ゴールデン・サークル』に見るシリーズ物の作り方。
- コリン・ファース演じるエース・エージェント復活で女心もざわつく大ヒットシリーズ第2弾。同じことの繰り返しをよしとしないマシュー・ヴォーンは、『キングスマン:ゴールデン・サークル』をどう作ったか?
- 1/1(月) 12:38
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- 小さな恋が問いかける。大人は子供の未来のためにどうあるべきか。『はじまりの*ボーイミーツガール』
- フランス発の小さな恋の物語。優等生のお嬢様と落ちこぼれ少年の恋に微苦笑しながら、子どもの未来のために大人はどうあるべきかも考えずにいられない。
- 2017/12/21(木) 14:15
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- KAT-TUN再始動への大いなる助走。亀梨和也の集大成『The一 ~Follow me~』
- ソロコンサートツアーを完走した亀梨和也。初のソロコンはエンターテインメントの申し子の集大成であると同時に、タイトルやセットリストにも亀梨のKAT-TUNへの想いを浮かびあがらせるものだった。
- 2017/11/13(月) 16:18
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- 共感度ゼロの嫌な女が共感度100になる興奮に震える。『彼女がその名を知らない鳥たち』
- 竹野内豊と松坂桃李の色気を入り口に、ヒロインに同化させてくれる蒼井優。とびきりの余韻をくれる阿部サダヲ。最低の男女が繰り広げる物語が、最高の役者たちによって、美しい愛の物語に昇華する。
- 2017/10/30(月) 14:51
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- スターオーラを封印した松本潤、もうひよっこじゃない有村架純。愛の気配に胸がざわめく『ナラタージュ』
- 高校教師と生徒として出会ったふたりを描く大人なラブストーリー。静かにゆっくりと時あ明かされていく恋の記憶は、まるでサスペンスのよう。その独特の空気感をもたらしているのは、松本潤が作りあげた葉山だった。
- 2017/10/9(月) 17:27
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- 寺山修司世代も菅田将暉世代も魂が震える。2021年の東京を舞台に描く『あゝ、荒野』
- 寺山修司の長編小説を菅田将暉とヤン・イクチュンのダブル主演で映画化! 2021年の東京を舞台に、いつの時代も誰の心の中にもある荒野を映し出す。
- 2017/10/6(金) 22:06
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- 内博貴、6年ぶりのライブで見せた華と もうひとつのもの。
- サマパラで6年ぶりのライブを開催した内博貴。華のある男が、全編バンドスタイルのライブで見せたものは。
- 2017/9/24(日) 14:50
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- 頼もしいのは 成長っぷりだけじゃなかった。松島聡・マリウス葉『So what? Yolo!』
- サマパラでSexy Zoneの最後を飾った聡マリ。大人っぽさも楽しませた2人の成長とともに、タイトルに込めた彼らの思いが映し出したものがまた、Sexy Zoneのこれからを楽しみにさせた。
- 2017/9/17(日) 18:09
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- そして新たな物語へ。『佐藤勝利 summer live 2017~VIC's sTORY~』
- 佐藤勝利の魅力は、まっすぐで熱い気持ち。3年目のサマパラは、改めてそれを印象づけた。
- 2017/9/10(日) 16:25
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- 天才は名監督になった。クリストファー・ノーラン『ダンケルク』
- 実話に挑んだクリストファー・ノーラン。全編IMAXでとらえた撤退と救出のドラマの臨場感! そして、そのドラマの中で生きる男たちに魂が震える!
- 2017/9/8(金) 15:33
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- 菊池風磨、進化する個性と才能。『風 is I ?』
- 伝えたいものがあることの素晴らしさと、それを届けることのできる素晴らしさ。菊池風磨は『風 is I ?』で 表現者としてのさらなる深化を楽しませた。
- 2017/8/27(日) 15:36
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- 中島健人、全方位アイドルへの『Mission:K』コンプリート。
- 昨年の公演で王子様ぶりがもはやキャラでなく、本物であることを見せつけたSexy Zoneの中島健人。『Mission:K』ではその本物の王子様がアイドルとしてさらなる力を蓄えていたことを証明した。
- 2017/8/19(土) 21:03