"KING"レブロン・ジェームズより一つ年下のドワイト・ハワード(36)。

 ロスアンジェルス・レイカーズのウォーミングアップを見ていると、彼がいかなる思いでバスケットボールと向き合っているかが分かる。

写真:ロイター/アフロ

 2020年に、レイカーズの一員としてチャンピオンとなったハワードだが、当時も今もスターターではない。過去に、リバウンドキングとなること5回。オールスターにも8度選ばれ、ディフェンスマスターとして名を馳せたが、今日のハワードの出場時間はかなり限られている。

 今シーズンのレイカーズは、1月16日(米国時間)までに43ゲームをこなして21勝22敗。西地区7位ともがいているが、ハワードがコートに立ったのは、そのうちの33試合で、平均プレー時間は14.9分だ。

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 KINGの平均プレー時間36.7分と比べると、差を感じざるを得ない。それでも、試合前のハワードは笑顔を絶やさず、様々な角度から念入りにシュートを打ち続ける。

 ウォーミングアップウエアを身に纏ってコートに入って来ると、レイカーズのスタッフ一人一人に声を掛け、ハグしたり、拳をタッチしてから、調整を開始する。鬼気迫るといった風ではなく、その明るい表情からは、ハワードが心の底からこの競技を愛している様子が伝わってくる。

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 現地時間15日、アウェイでのデンバー・ナゲッツ戦でハワードはスターティングのセンターとして起用された。彼にとって今シーズン33戦目であり、7度目のスタメンだった。

 21分22秒のプレーで、ハワードは13得点、1アシスト、3リバウンドをマークしたが、ゲームは96-133の完敗だった。

 何度か本コーナーで記しているが、今季のレイカーズは振るわない。

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20220112-00270757

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20211230-00275004

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 苦しむレイカーズのなかで、ハワードの陽気なキャラクターが起爆剤となるか。背番号39のバックアップセンターは言う。

 「レイカーズのメンバー全員が、エネルギーをコートに持ち込まねばならない。1人や2人じゃダメなんだ。全員が同じ気持ちにならないと。勝利は全員で勝ち取るものだからね。

 僕は激しい情熱を持って努力している。一つのゲームを落としたら、深く傷付く。強いエネルギーを持ち合わせていることに、誇りを感じているよ。チームにとって、必要なモノだからね。負けても頭を上げて、より強くなることを見据えてトレーニングしなければ。トライするしか無いんだから。負けたら失望するけれど、取り返せばいいんだ」

 現在のレイカーズは、ディフェンスが崩壊している。最優秀ディフェンス賞にも3度輝いたハワードの存在が何かを変えるかもしれない。1月9日から3連敗中のレイカーズは今夜、白星を挙げられるか。ベテラン、ハワードの魂は周囲に伝わるか?半日後に、ホームでのユタ・ジャズ戦がTipOffされる。