WBC スーパーウエルター級タイトルマッチ、間も無くゴング

Photo:Stephanie Trapp/TGB Promotions

 WBCスーパーウエルター級チャンピオン、トニー・ハリソン(28勝21KO2敗)と、前王者、ジャーメル・チャーロ(32勝16KO1敗)のリターンマッチは数時間後にゴングが鳴る。両者は1年前に対戦し、ハリソンが判定でチャーロを下して新チャンプとなった。

 試合2日前に行われた記者会見の折、両者は罵り合いを続けていたが、焦りを感じているのはチャーロであるように感じる。双子の兄は1階級上のWBC現役チャンプ。1年前の試合も自信を持ってハリソンを迎えた筈が、お株を奪われた。

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 そのチャーロは話した。

 「ハリソンは色々とゴチャゴチャ喋っているが、俺が何者かを理解することになる。前回の対戦より、俺は強くなったし速くなった。自分はファイターとして生き、学習し、どうすれば成長するかを把握している。だからカムバックを決めたんだ。本物のチャンプがどんなモノかをお見せするよ」

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 チャーロは次のようにハリソンを挑発した。

 「ヤツは俺のレベルに及ばない。きっと、リングで何もできなくなるぜ。ハリソンをKOしたいし、KOを狙っていく。俺の右が火を吹く。ヤツにそのパンチは見えないだろうよ。メディアの皆さんやファンには、俺がどうやってベルトを奪い返すかを見せつける。準備は万端だよ。ハリソンを破壊してやる!」

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 ハリソンも応戦した。

 「1年ぶりの試合ってことで、今、飢えた状態にあるんだ。非常にいいスパーリングをこなして来た。まぁね‥チャーロの全てが気に食わないんだよ。自分は謙虚なファイターだが、アイツが眠っていた俺を起こしたね」

Photo:Stephanie Trapp/TGB Promotions
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 チャンピオンは、故郷であるデトロイトを離れ、フロリダでキャンプを張った。

 「自分を飢えた状態に追い込む為さ。故郷だと、皆んなが俺をチャンプって呼ぶし、存在を知られているからね。再度、チャーロをぶちのめすべく十二分に準備して来たよ。痛めつけてやるぜ。

 1年前の対戦の際、チャーロは俺のバランスを崩すことも、よろめかせることも出来なかった。今回は再戦だからね。また、同じ結果になるだろうよ。こちらはどう戦えばいいか分かっているんだから、それを遂行するだけさ。アイツが何かほざいても、騒音にしかならないんだな」

Photo:Stephanie Trapp/TGB Promotions
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 チャンピオンが1年ぶりのファイトであるのに対し、挑戦者は6月にチューンナップ試合を挟んでいる。その点ではチャーロにアドバンテージがあるのかもしれない。

 が、過去にお伝えしたハリソンの社会貢献を考えると、私は王者を応援したくなる。https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20191201-00152806/

 村田諒太vs.スティーブン・バトラー戦の前日、カリフォリニア州オンタリオではどんなファイトが展開されるだろうか? テレビの解説を務めるのが、元統一ヘビー級チャンピオンのレノックス・ルイスhttps://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20171201-00078376/である点も興味深い。