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「ラ・レアル」のシステム問題を考察。久保建英の「置く位置」とアンカー潰し対策。

森田泰史スポーツライター
レアル・ソシエダでプレーする久保(写真:ムツ・カワモリ/アフロ)

良いペースで、前進している。

レアル・ソシエダの調子が良好だ。リーガエスパニョーラで、5位に位置。チャンピオンズリーグでは、グループステージ3試合を終え、2勝1分けでベスト16進出に近づいている。

ボールをコントロールする久保
ボールをコントロールする久保写真:なかしまだいすけ/アフロ

「満足している。勝利を得られたことに、だ。僕たちはできるだけ多くの勝ち点を積み上げたいと考えている。ベスト16に進めたらいいね」とはチャンピオンズリーグのベンフィカ戦後のブライス・メンデスの言葉だ。

「僕は(チャンピオンズリーグで)3ゴールを決めている。チームを助けられているなら、嬉しい。4ゴール目を決められて、再びチームの勝利に貢献できたらと思う。チャンピオンズリーグはヨーロッパの最高の舞台だ。毎試合、モチベーションが少し上がった状態にならないと言えば、嘘になるね」

ソシエダの選手たちは手応えを感じている。ただ、リーガにおいても、CLにおいても、彼らはまだ課題を抱えてもいる。

■戦術とシステムの問題

ここでは、ソシエダの戦術とシステムについて分析したい。

リーガ第10節、マジョルカ戦で、イマノル・アルグアシル監督は【4−4−2】を選択した。今季のソシエダは【4−3−3】を基本布陣にしているが、マジョルカ戦では久々に2トップシステムが採用された。

マジョルカは今季、【4−4−2】と【5−3−2】を使い分けながら戦っている。そのため、前者(4−4−2)だった場合、ミラーゲームになり、イマノル監督の策は効果的だった。だが蓋を開けてみれば、マジョルカは5バックだった。

このような状況で、必要なのは修正力である。例えば、アーセン・ザハリャンをサイドに張らせ、ウィングにする、といった新たな策を試合中に打ち出さなければいけない。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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