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新米の季節、お米はこんな米店で買いたいお店リスト(一部農家直送)

松浦達也編集者、ライター、フードアクティビスト
おむすび名人の店主が握る塩むすび。「萬屋おかげさん」(四谷三丁目) ※筆者撮影

新米シリーズ企画3日連続の第3弾。一昨日UPした第一弾「知らないと損するお米の選び方 美味しい米を見つけるために絶対調べたほうがいい項目は?」や、昨日UPした第二弾「広がる「低温貯蔵米」の美味しさとブランド化」でも書いたようにコメの味や価値は品種や生産地だけでは決まりません。

「低温貯蔵」「玄米保存で都度精米」など、流通の過程での扱われ方も味を左右する重要なファクターで、信頼できる米穀店、米卸(両者の垣根は現在、曖昧ではありますが)、そして米農家に巡り会えるかどうかが、重要なポイントです。

今回は、僕が信頼している生産者やコメ卸を、購入できるリンクつきで紹介していきます。すべて何らかの形でのEC対応をしていますが、軒の小さな生産者もおられるので、途中からは有料記事とさせてください。

米穀店

スズノブ(都立大学) 価格帯別、農薬使用量別での検索もできる

https://www.suzunobu.com/

ご存じ、五つ星マイスター、西島豊造さんの米穀店です。北海道から九州まで幅広く全国の生産地の相談に乗ったりしておられて、幅広いネットワークをお持ちです。

初めて伺ったのは十数年ほど前のこと。雑誌で生産者とお店の関係をひもとく企画を担当することになり、西島さんに「いい生産者を教えてください」を聞きに行ったときのことでした。

当時、僕にとってのベストのご飯は南魚沼のコシヒカリで、逆に言うと他のご飯の味わいをいまひとつ理解できていませんでした。「甘み、粘り、旨味の強さがコメのおいしさの指標であり、世のお米はおいしいか、そうでもないかで判断できる」と思っていたのです(お恥ずかしい)。

そんな僕にコメの多様性を教えてくれたのが、西島さんでした。佐賀県の土井さんという生産者をご紹介してくださったのですが、このヒノヒカリが脇役として素晴らしかった。すべてのおかずの味が一段も二段もおいしくなるのです。

主役じゃないコメがあるなんて。そしておかずをおいしくしてくれるご飯があるなんて……。衝撃的な体験でした。あれから15年ほど経ち、少し前に雑誌「dancyu」のせんべい企画でご一緒させていただきましたが、コメに対する舌の冴えは相変わらず。HPを見たら最近ではアポを求める関係者のために、個人のGoogleカレンダーまで公開していました。

実店舗を目黒区の都立大学駅に構えるスズノブですが、ネットショップでは白米1kgあたりの価格帯ごとや農薬使用量別にコメを探すことができます。

特に農薬については、農家さんは「減農薬」「低農薬」で済ませてしまいがちなところを、スズノブのHPでは「農薬×割減」というように具体的な数字に落とし込まれています。

米卸売販売

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編集者、ライター、フードアクティビスト

東京都武蔵野市生まれ。食専門誌から新聞、雑誌、Webなどで「調理の仕組みと科学」「大衆食文化」「食から見た地方論/メディア論」などをテーマに広く執筆・編集業務に携わる。テレビ、ラジオで食トレンドやニュースの解説なども。新刊は『教養としての「焼肉」大全』(扶桑社)。他『大人の肉ドリル』『新しい卵ドリル』(マガジンハウス)ほか。共著のレストラン年鑑『東京最高のレストラン』(ぴあ)審査員、『マンガ大賞』の選考員もつとめる。経営者や政治家、アーティストなど多様な分野のコンテンツを手がけ、近年は「生産者と消費者の分断」、「高齢者の食事情」などにも関心を向ける。日本BBQ協会公認BBQ上級インストラクター

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