小池都知事が定例会見4月9日(全文1)結局は自分ごとに関わってくる
「アートにエールを!東京プロジェクト」追加募集
いま一度、皆さんに意識していただきたいというのは、やはりもう、この1年間ずっと繰り返しで恐縮ですけれども、基本的な感染防止対策っていうのがやはり重要であるということであります。これは変異株に着目を今しているところですけれども、これも同じことなんですね。要はウイルスというのは誰かの体に入らなければウイルス自体が死んでしまいますので、人から人へと移ることによってウイルスはそのまま仲間を増やして生き延びていくという、その基本原理に戻りますと。コロナに利用されないために私たちは何をすべきかというと基本原則に戻る。それを動画にしましたので、ご覧いただきたいと思います。 これウイルスの立場から見た、いろんなアイデアを集約して、こちら、動画としたものでありますけれども、ウイルスの立場から見れば住み心地が悪いところというのは、みんながマスクをしている、手洗いをしている、換気がいい、そして人と人との接触が密になっているなどなどは非常にウイルスと、あ、密になっていると彼らは住み心地がいいんだ、逆だ。ということで、この基本を守るというのがウイルス退治には一番効果があるということであります。あらためてマスクの着用、消毒、換気、今まで以上に徹底して、感染しない、感染させない、そのための引き続きのご協力、変異株の対抗策としてでも、この点をご留意、あらためてお願いをしたいと思います。 次に、コロナ禍においても文化の明かりを絶やさないための「アートにエールを!」、アーティストを支援するこの政策でありますけど、とてもアーティストの皆さま方からも、これまでもこの政策については感謝の言葉が寄せられております。「アートにエールを!東京プロジェクト」、今回このステージ型について追加の募集をしたいと思いますので、そのお知らせであります。
個人型にはこれまで約2万人が参加
これは昨年の4月にプロのアーティストの皆さんや、そのスタッフ。例えばアーティストといっても、実際に歌う人とか楽器を演奏する人だけではなくて、照明さんとか音響さんとか、関係する方々はとても多いわけで、このコロナ禍においては、なかなかそのパフォーマンスの機会もなかった。よって収入もなかったということで、その救済策の1つでもあり、東京の魅力の源泉でもあるアートのともしび、明かりを消してはいけないという思いの中から、この「アートにエールを!」というプロジェクトを進めてきたわけです。 個人型とステージ型と2つあるんですけれども、個人型にはこれまで約2万人の方々が参加されました。そして都内の劇場・ホールでの公演、配信、これを支援する、もう1つがステージ型でありますけれども、こちらには演劇、音楽、伝統芸能など、約300の団体が参加されまして、動画が出そろったところであります。それ、見られます。8000本もの作品が、専用のサイトがありますので、現在公開されておりますから、本当に素晴らしい作品いっぱいありますから、ぜひご覧いただきたいと思います。 追加募集の件では、今年の1月から緊急事態宣言が、ついこの間もありましたよね。この間に中止や延期などを余儀なくされた公演たくさんあると思いますけれども、その公演、約100件、これを対象にして募集をいたします。1つの公演について200万円の支援といたします。公演の動画ですけれども、「アートにエールを!」のサイトで配信をすることといたします。今日4月9日から早速、受け付け開始をいたしますので、どうぞ多くの団体の方々、見てほしかった舞台こんなだったんだよということを、ぜひ動画にしていただいてご応募いただきたいと思います。生活文化局で担当しておりますので、よろしくお願いいたします。 今日、3つ目のテーマにつきましては、都民提案、大学提案。これは東京の予算を都民の皆さんから、大学の皆さんから募集をしてきたということでございますが、これまでもこの都民提案、大学提案、都民の声、研究者の知見、これを都の政策に反映する仕組みで始めたわけであります。平成29年度から実施をしてまいりました。これまで皆さんからいただいた提案で約40件の事業を具体化してきたわけであります。