「変異株拡大の大都市圏との往来控えて」 小池都知事「拡大防止に必要」
東京都の小池百合子知事は8日、記者団の取材に対し、緊急事態宣言に準じた措置が取れる「まん延防止等重点措置」の都への適用を政府に対して行ったことを明らかにしたうえで、都民に対し「都県境を越えた外出を控えていただきたい。特に変異株によって感染が拡大している大都市圏との往来を控えるようお願いする」と述べた。重点措置は、大阪、兵庫、宮城の3府県がすでに適用されており、「大都市圏」は大阪市、神戸市、仙台市を念頭においたものと思われる。
大阪府などとの連携について問われると「人流をいかに抑えるか。変異株が、それぞれ(相互)に動き回るということについては、これからの大きな課題で、人流を抑えましょうと言うのが大きなテーマ。すでに、関西地域のそれぞれの府県から不要不急の外出を控えるとおっしゃっている。大都市間の人の往来については控えていくということが変異株の拡大(防止)にとって必要なことだ」と述べた。 企業に対しても、テレワークの徹底ともに「都県境を越えた出張などの自粛を強くお願いする」とした。