小池都知事が定例会見6月4日(全文1)デルタ株、都内では28件の発生を確認
上野動物園のパンダに妊娠の兆候
上野動物園は今日からまさに再開園となるわけですけれども、長く閉じておりましたけれども、再開園で、そしてシンシンが、ママとなることを期待されるシンシンが安心して出産に臨めるように引き続きこちらのシンシンについては展示を控えさせていただきます。パパのリーリーと子供のシャンシャンのほうについては今日からご覧いただけるということであります。本当に明るいニュースで、皆さまに赤ちゃん誕生のご報告できることを、このあとしっかり見守りながら、皆さんと楽しみに見守って、まさに見守っていきたいと思います。 先ほど申し上げましたように上野動物園はずっと休園だったんですけれども、今回、今日から再開園ということで、入園者数については、まず入園については事前予約制になっているということ、それから1日当たりの入園者数は2000人に制限をいたすなど、コロナ対策を徹底して行っておりますので、その点もご確認ください。3つの密が生じない新しい動物園の楽しみ方の実践ということにもつながるかと思いますし、また、赤ちゃんの誕生をみんなで心待ちしながらシンシンを温かく見守っていただきたいと思います。ということで今日は3点についてお伝えをいたしました。以上です。
コロナ禍があぶり出した日本の課題への考えを聞きたい
産経新聞:6月幹事社の産経新聞、大森です。冒頭、幹事社より3点質問をいたします。1問目は、知事はこれまで新型コロナ禍というのは日本の課題をあぶり出してきたんだということをたびたびおっしゃってきました。その中の1つに憲法が挙げられ、緊急事態条項の必要性も指摘をされています。都として緊急事態措置継続中ではありますが、そういった中で知事のお考えをお聞かせください。 小池:コロナ禍に関しての現行の法制度については、さまざまな意見がございます。そして大本のところ、憲法の話もありました。感染の拡大を抑制するために都として現行の法体系の下で、国と自治体が連携を図りながら都民、事業者の皆さんと一体となって対応していかなければならなかったわけであります。そういう中で法治国家としてできることということで、また都としてなすべきことなどを考えながら対応してきたということであります。 これからもやはり憲法問題となりますと、私も憲法調査会に何度か出席もしておりますけれども、まさに立法府としてどうしていくのかということについては、しっかりとご議論いただきたい。そしてまた、今、感染は減少傾向にはございますけれども、なんとしてでもリバウンドを阻止するためにあらゆる方策、全力を尽くしていきたい、そう考えております。 産経新聞:現在、与野党間で性的マイノリティーへの差別を禁止するLGBT法案が議論されています。こうした法案の必要性も含め、知事のお考えはいかがでしょうか。 小池:これも国の立法府としての課題だと思います。LGBTなどの性的マイノリティーの方に対する理解の増進などを盛り込んだ法案と聞いているわけであります。都はこれまでも人権条例など、基本計画に基づいてさまざまな取り組みを進めてまいりました。そしてまた、今回の代表・一般質問でもありましたように、同性パートナーシップ制度の検討などについての議論、そしてまた都としての考え方、性的マイノリティー当事者の人権の尊重などなど、多様な性に関しての都民の理解を推進していくというのが都の考え方であります。 【書き起こし】小池都知事が定例会見6月4日 全文2に続く