小池都知事が定例会見6月4日(全文2完)大規模接種会場、都内5カ所に設置へ
東京都の小池百合子知事は4日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2021年6月4日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2021年6月4日) ◇ ◇
男子校・女子校は性別で受験機会を閉ざしていないか
産経新聞:今の質問とも関連するんですが、都立高校の男女別の定員や、男女によって合格ラインが違うという問題について、先日の都議会では今後は是正していくという方向性が示されました。ただ、そもそも男子校や女子校といったように性別によって受験の機会を閉ざしてしまっていると、受験の門戸が開かれていないという学校もまだまだ多い中で、特に私学に多いわけですけれども、私学を所管する都として、今後議論や検討の必要性はあるというふうに考えますか。いかがでしょうか。 小池:私学というのはやはりそれぞれ建学の精神に基づいたり、それぞれ特徴、特色のある教育活動を実践されておられると思います。女子校、男子校も教育の特色かと思いますし、生徒にとって多様な選択肢の1つになっているかと思います。これからもさまざまな議論があろうかと思いますけれども、私学というのはまさにそういうものかというふうに考えております。 産経新聞:幹事社からは以上です。各社の質問に移ります。質問を希望される方は挙手の上、知事の指名を受けてから社名と氏名を名乗ってからお願いいたします。
五輪に関する尾身会長発言をどう思うか
日本テレビ:日本テレビです。先日、政府のほうの分科会の会長である尾身会長が東京オリンピックに関連して、国会のほうで何度か答弁をされております。その中で現下のコロナ禍の、このパンデミックの状況で普通であれば五輪はやらないということであったり、やるのであれば強い覚悟が必要だというふうに発言されています。これに対する知事の考え方と、あと東京都の都知事として都の専門家、東京iCDC等に東京オリンピック開催時のリスク分析等々というのはこれまでされてきたのか、今後されるのか、お願いいたします。 小池:尾身会長のさまざまな場でのご発言、きのうは国会なんでしょうか。報道で承知をいたしております。この大会開催に当たっては、来日人数の削減の徹底、行動管理、健康管理の徹底、そして医療体制見直しの徹底と、これは組織委員会の橋本会長もおっしゃった3徹、3つを徹底するんだということで対策の具体化を進めているところであります。 それから選手や関係者が守るべきプレイブックについては、これからのテストイベントも、また、これまでも開かれておりますけど、最新の知見を踏まえてさらにブラッシュアップをしていくということ。 それから最近、尾身会長は急所という言葉よりも人流という言葉をよくお使いになるんですけれども、これは重要な観点だと考えておりまして、不要不急の外出の自粛やテレワークの推進、さっきも8時だよ、みんな帰ろうということなども含めて、それからTDM、工事調整などの取り組みを実施しております。これはコロナがあろうがなかろうが、TDM、スムーズビズっていうのは前からロードプライシング、それから祝祭日をががっと変えるなど、すでにいろんな、それこそ人流、直接関わることについてはもうすでにシステムとして取り入れているわけであります。 こういったことは大会を開催する都市においては、大会のときにだいたい、基本的にそういうことで呼び掛けもし、例えばロンドン大会のときにはこれらの呼び掛けによって住民の35%が大会時の平日の行動変容をすでに起こしたという、そういうこれまでも知見がございます。これからも専門家のご意見を伺いながら国、これには東京iCDCも入るということですけれども、国、組織委員会、効果的な対策について検討を行って、安全・安心な大会に向けての着実な準備ということを進めてまいります。