小池都知事が定例会見6月4日(全文1)デルタ株、都内では28件の発生を確認
テレワーク実施の中小企業に最高80万円の奨励金
ゴールデンウィーク明け後の数字など、今日のモニタリング会議で分析もしたわけでありますけれども、職場での感染割合が継続的に増加をしていることが示されています。そこで事業者の皆さま方への引き続きのお願いです。もうテレワークよろしくということは何度も申し上げています。それに加えて時差出勤などの活用、これらによって出勤者の数を7割削減を徹底してくださいと、これはかねてからのお願いでございますが、そのテレワークの実施率が大企業は、経営者の方々にお電話しても今日はテレワークですとか、1週間に1回しか出てきませんとか、もう徹底しておられるところは徹底している。 ところがテレワークの実施率が6割程度にとどまっているのは中小企業なんですね。ただ、ここの取り組みを後押しするということで、これも前からお願いしていますけれども、週に3日、社員の7割以上と、これを原則としてテレワークを徹底してくださいと。そして原則といたしまして7月から3カ月間、テレワークを実施した中小企業に対しては最高80万円の奨励金を支給することといたしております。テレワークが実施可能な部署における取り組みを対象としていまして、現場に出向く必要からテレワークにはなじまない業種でも取り組みやすい仕組みにしておりまして、これが6月30日の水曜日までエントリーを受け付けておりますので、この機会にぜひテレワークの徹底に取り組んでいただきたいと存じます。 やむを得ず出勤をする従業員の方も、遅くとも夜8時には業務を終えて帰宅をするようにお願いをいたします。経団連、そして東証、東京商工会議所など、経済団体にもあらためて要請をさせていただいております。幅広く皆さま方に、この呼び掛けをしていくためのコンテンツを用意いたしました。こちらがチラシになります。動画も準備をいたしましたので、こちらをご覧ください。
「かえる」シリーズ動画を作成
音がありませんでしたけれども、こちらの動画になっております。それからカエルが出てきました。「8時にはみんなかえる」ということで、「職場からかえる お店からかえる 寄り道せずかえる ウチで気分をかえる」ということで「かえる」シリーズになっております。諸外国では夜8時には帰ろうっていったら、その前に家でご飯を食べるのに帰ってこないお父さんはもう離婚とか、それぐらいのことなので、これってすごく日本的だと、私は日本の働き方の象徴ではないかと個人的には思っているんですね。 今、先ほどの人流で、夜の8時以降が増えてくると、感染者数の、それが時差を伴って感染者数が増えるということは、もうずっと皆さんにお伝えしているとおりであります。だからこそ今の、8時だよ、みんな帰ろう、これを徹底していく必要があると思いますので、働き方の意識も変えていただければ。ホームページから、先ほどのこれらのチラシについてダウンロードできますので、どうぞ社内に張って、そしてまた経営者として、これは経営戦略としてお願いしたい、徹底していただきたい。SNSなどの多様な媒体も通じまして、この件については広く発信をしてまいります。 都としましても主要な繁華街などを中心にして呼び掛けを行ってまいります。この「8時にはみんな帰ろう」、しっかり根付いていくように。これは先ほどの人流の分析をしていただいている、その結果、またこれまでの分析を十分にくみ取った形でのキャンペーンにしていきたいと考えています。 大規模な集客施設を運営しておられる事業者の皆さま方には土日の休業、そして平日の時短、またイベント関連の事業者の皆さま方には人数の上限、収容率などの制限、時短等をお願いをいたしております。これは延長の際にもお伝えをしたところです。特に緊急事態措置延長後の初めての週末だということ、先ほどからお伝えしております。ぜひとも、大規模集客施設の事業者の皆さま方には、土日の休業をあらためて徹底していただきますよう、深く心からお願いを申し上げます。よろしくお願いいたします。 それから酒類の提供、あるいはカラオケ使用の飲食店などには休業を要請いたしております。それ以外の飲食店等につきましては20時までの時短でお願いをいたします。こちらの飲食店の皆さま方にも、もう本当に長きにわたって大変ご負担をお掛けしているんですけれども、ぜひともご理解のほど、お願いを申し上げたいと思います。