自民総裁選 党青年局・女性局の公開討論会(全文1)4候補の決意表明
女性局から政策提案を吸い上げたい
また、全国の女性局の皆さん、本当にいつもありがとうございます。私が少し自戒の念も込め反省をしているのは、この全国の女性局の皆さんが便利に使われてしまっているのではないか。何か選挙であったり、この総裁選挙もそうかもしれません、何か人手が要るときに女性局に集っていただいて、いろんなことをやる、それだけではやはり申し訳ないんだと思います。やはり女性局の中からしっかりと政策の提案を吸い上げていって、それを地域の、あるいは国の政策に生かすようにしていきたいと思っております。 私の地元の大磯町では、過去、女性町会議員が過半数を占めるということがありました。一時、私の選挙区、2市2町ですが、大磯では女性議員が過半数、平塚では女性市長、二宮町と茅ヶ崎市では女性の議長という時代がありました。女性が積極的に政治に参加をしてくださるような、この候補者の選び方、あるいは地域でのこの活動のやり方というのを、しっかりと進めていかなければならないと思っております。 女性が積極的に政治に参加している、そういうところを、いろんな方に見てもらって、私も実はこういうところを改革したいと思ってたんだ、こういう政策を私も実現したいと思っていたんだ、そういう女性を積極的に自由民主党の組織に取り入れていくということをやっていかなければならないと思っております。以上、私の決意を申し述べました。ありがとうございました。 牧島:続いて、岸田文雄候補、よろしくお願いいたします。
再び国民の信頼をしっかりと取り戻す
岸田:はい。皆さんこんにちは、岸田文雄です。本日はこうした討論会、開催していただきまして、誠にありがとうございます。青年局、女性局の皆さま方は、さまざまな現場において党活動の先頭に立って活躍をしていただいております。心から感謝を申し上げます。そして、自民党に厳しい声、逆風が吹いたときに真っ先に最前線でその風を感じる、その風にしっかりと立ち向かう、こうした立場にあるのも皆さま方です。 この今、自民党に対する厳しい声がある。青年局、女性局の皆さん方の活躍、あるいは立場を考えたときに、この昨今の自民党、このままではいけない、強い危機感を持って、この総裁選挙、私は自民党改革を掲げて真っ先に出馬を表明させていただきました。愛する自民党に再び国民の信頼をしっかりと取り戻す。 私もこの愛する自民党にさまざまな経験をさせていただきました。その1つが第32代目の自民党の青年局長を務めさせていただいたということでありました。当時、青年局、女性局においては全国のメンバーが集れる全国研修会をぜひ開いてもらいたい、強い要望がありました。また当時は青年局長、女性局長を、総務会をはじめ主要な会議にぜひメンバーとして加えてもらいたい、そういった声が燃え上がった、こういった時期でありました。 当時の自民党執行部、橋本龍太郎総裁、加藤紘一幹事長、山崎拓政調会長、そして森喜朗総務会長、こうしたそうそうたるメンバーでありました。どきどきしながらこの改革を求めた次第です。そして、この全国研修会も、これも無事、開催することができたわけですが、開催に当たりまして森総務会長、当時の総務会長に、この講話をお願いしました。講話が終わったあと、なんで20分しか時間を取らねえんだと、こっぴどくしかられたこと、これも懐かしい思い出でありました。 しかしそうした時代から青年局、女性局の皆さま方は国民の皆さんに最も近い立場、位置に立ち、国民の皆さんの声を、そして雰囲気をしっかり感じ取ってきた。そして、この恐ろしい先輩方にもひるまず、正しいこと、そしてやるべきこと、しっかり訴えてきたと思います。そして、こうした青年局、女性局の活力を、ぜひ自民党の活力にしたいという強い思いを持って、冒頭、申し上げました、自民党改革を訴えさせていただいています。 すでに若手、女性の登用、あるいは役員の任期制限、こういった私の改革案のポイントは公にさせていただいておりますので、今日は2つだけ皆さま方に申し上げさせていただきたいと思います。