自民総裁選 党青年局・女性局の公開討論会(全文1)4候補の決意表明
党員との接点のデジタル化進めたい
まず1つ目は、党本部、そして都道府県連の役員、そして選対に、青年局、女性局の皆さんを加えます。女性局の皆さん方から前からよく言われたことは、選挙になりますと電話かけ、その他、さまざまな形で女性局の皆さんはご活躍いただく。しかし残念ながら選対等には加えてもらえない、こういった声をたびたび聞いてきました。選挙の現場を知る者が選対に加わらなくして選挙は勝つことができません。ぜひこれは実現したいと思っています。 また2つ目は、党費納入、あるいは党員獲得、こうした党員の皆さんとの接点のデジタル化、ぜひ進めていきたいと思います。もちろんこれまでもずいぶん進んできましたが、思い切って進めていきたいと思います。そして、次の自民党総裁選挙はぜひオンライン投票で実行することができる、これを目指していきたいと思っています。 このように私は、私たちの国、そして自民党、大きな可能性を持っています。そのためにも自民党は公正で透明で、そして開かれた党でなければなりません。原動力は皆さん方です。ぜひ皆さんの力を私にお貸しください。よろしくお願いいたします。 吉川:続いて高市早苗候補、よろしくお願いいたします。
強い経済は全世代型社会保障の充実などに資する
高市:全国の党員の皆さま、そして青年局、女性局の皆さま、こんにちは。高市早苗でございます。特に皆さま方には、たくさんの国民の皆さまの、住民の皆さまの切実なお声を受け止めていただき、届けていただき、平素の政治活動でも大変お世話になっておりますこと、心より感謝を申し上げます。党運営の在り方につきましては後ほどさまざまなご質問があると思いますので、私には今日は政策を語らせてください。 私は日本を守る責任と未来を開く覚悟を持って、この自民党総裁選挙に立候補をいたしました。私は、国の究極の使命は国民の皆さまの生命と財産、そして領土、領海、領空、資源、そして国家の主権と名誉を守り抜くことだと思います。この使命を果たすために私の全てを懸けて働くことをお誓い申し上げます。 私は日本を守るために、自然災害をはじめ、さまざまなリスクの最小化に向けた法制度整備、そして予算措置を行ってまいります。また、未来を開くために、雇用や所得の拡大に確実につながっていく大胆な成長投資、また分厚い中間層を再構築するための税制改革、また何よりも宝物である人材力の強化、そして全世代の安心感創出に資する政策を力強く実行していくつもりでございます。 特に税制では、介護や、また育児をしながら働いてらっしゃる方が大変多うございます。そんな中でベビーシッターや家政士を利用された場合の税額控除制度を導入したいと思います。また、各地で災害がたくさん発生しておりますけれども、被災したときに手厚い税制措置を受けられる、この災害損失控除という制度を導入したいと考えております。 もう今、日本全国どこに住んでいても安全に暮らすことができて、そして必要な福祉や医療を受けることができて、そしてまた質の高い教育を受けることができて、働く場所がある。そんな地方をどんどん増やしていけば、必ず私どもの、多くの災害や今回のような感染症、リスクの場にあっても、リスク分散もできますし、何よりも地方の経済が元気を取り戻していきます。地方分散の姿が、私が理想とする日本の姿でございます。 私は今回あえて、特に有事の経済政策として「日本経済強靱化計画」を掲げて、日本経済を立て直すための政策をメインに訴えさせていただいております。強い経済というのは全世代型の社会保障の充実にも資することができますし、また、科学技術力や外交力、そして大切な大切な豊かな教育にも資するものでございます。