岸田首相が会見「令和版所得倍増を目指す」(全文2完)改憲に向け、国民の理解を広げる
岸田文雄首相は1日午後、自民党本部で記者会見を開いた。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「岸田首相が会見「令和版所得倍増を新しい資本主義で目指す」(2021年11月1日)」に対応しております。 【動画】岸田首相が会見「令和版所得倍増を新しい資本主義で目指す」(2021年11月1日) ◇ ◇
国民に変化を伝えられたか
北海道新聞:北海道新聞の石井と申します。よろしくお願いします。衆院選では岸田総理が総裁選で掲げた生まれ変わった自民党を十分にアピールできなかったのではないかという指摘があります。選挙を振り返って、国民にそういった変化を伝えられたとお考えでしょうか。また、生まれ変わった自民党を今後アピールするために、例えば選択的夫婦別姓の実現を加速させるとか、そういったお考えはありますでしょうか。 岸田:まず今回の選挙を通じまして、自公政権に対して国民の信任をいただいたと受け止めてはおりますが、この選挙期間中、自民党に対して厳しい声が寄せられた、こうしたことはありました。こうしたことはしっかりと受け止めなければならないと思いますし、自民党が生まれ変わったかどうか、これは有権者の皆さんが判断されることでありますので、引き続きわれわれとしては不断の努力を続けていきたいと思っています。 そして選択的夫婦別氏制度、これについて取り組む考えはあるのかという話がありました。私は、社会の多様性というのは活力の源であるということから、多様性は大事にしていかなければならないと思っています。そして選択的夫婦別氏制度、これについては実際困っている方、あるいは必要とされている方がおられますので、議論は進めていくべきであると思っています。しかしながら、こうした制度は社会全体として受け入れる制度であるからして、国民の幅広い理解というものが伴わなければならない。私自身、地域あるいは地元でいろいろな対話をする中で、この制度についての理解、一般の方々、十分理解されていない部分もあるのではないか、こういった点を感じております。ぜひ国民の理解ということについても、政治の立場からしっかり汗をかいて、こういった議論を進めていくことが大事ではないかと思っています。 司会:ありがとうございました。各社ご質問ありましたら、挙手の上、私が指名しますので、マイクを受け取り、社名、氏名をいただいた上でご質問をお願いいたします。どうぞ、2列目の真ん中の方。