「合流新党」代表選 泉氏・枝野氏が会見(全文2)政権獲得のための奇策はない
社会保障財源は消費税に限る必要はない
泉:今、やっぱり国民生活を見れば、社会保障財源というのは何もこの消費税だけに限る必要はないわけでありまして、とにかく国として責任を持って社会保障財源は用意をしていくということだと思います。私は今回、消費税の0%、凍結に当たっては、やはり国債を発行すべきだという考えを示しています。また同時にこの国債というのは、果たして今までどおりと同じような国債なのか。これだけ未曽有の今までにない国難であれば、超長期、もっと言うと、超超長期国債、よく100年債というふうにもいわれることがありますが、コロナ債という、そういう考え方も含めて財源を用意していく必要があるんではないかと。やはり特別な災害のような、こういう局面で経済が落ち込んでいる。そういうことであれば、私はしっかりとそれを長期的にリスクを回復していくというのは考えだと思います。 そしてこの国政選挙においては、私は決してこの選挙のただ単に、ある種、政策合戦というか、論点が過激化する中で消費税政策があっていいとは思いません。しかしながら、やはり国民にとって非常に担税感もあるこの消費税ですので、しっかりとそこについては、この代表戦も終われば当然、枝野候補とも話し合いをしながら、そして各野党とも話をしながら、やはり国民の生活にとって何が一番今、求められているのかと。この1点で政策を絞り出していきたいというふうに思います。 司会:ありがとうございました。ご質問ある方。じゃあこちらから。どうぞ先に。じゃあそちらからどうぞ。
辺野古移設問題の是否は
朝日新聞:朝日新聞、【ヤマシタ 00:30:29】といいます。ご両人にお伺いしたいと思います。安全保障政策についてです。2点なんですが、1点目がこの間、菅官房長官が強力に推進してきた辺野古移設の問題、この是否についてどうお考えなのか。あと2点目ですね。東アジアの安全保障関係が厳しくなっているといわれています。中国が台頭して、北朝鮮のミサイル問題などありますが、与党側との違いをどう打ち出しつつ現実的な安全保障政策を提起していくのか。この点、2点お願いします。 司会:それでは泉候補からご回答をお願いします。 泉:まず辺野古については、やはり辺野古の工事そのものが軟弱な地盤であったり工事費が膨らんでいるということも含めて、これは停止をしていかなければいけないというふうに思います。そして、よく県民の意思というものは示されていると思いますので、その県民の意思を尊重して、今後、進めていくべきだというふうに思います。 そして、北東アジア等々のこの、すいません。なんでしたっけ。安全保障環境ですがよく、今回、イージス・アショアで敵基地攻撃能力ということに急に話がいっていますが、やはり現実的かというと、大型そして高額の兵器をアメリカから輸入をする形になって、実は防衛予算そのものが相当ゆがんでしまってるんじゃないかと。本来、日本の防衛は着実に、そして平和外交も含めて、両輪で進められていく話のところが、移動型のミサイル発射基地も多い、トレーラー型のものも多い中で、敵基地攻撃能力には莫大な新たな防衛費が伴うと。これは私は現実的ではないと思っています。 よく、この各国の防衛、各国の攻撃能力を見て、その上で現実的な防衛政策を着実に推進していくべきだというふうに思います。 司会:枝野候補、お願いします。