「合流新党」代表選 泉氏・枝野氏が会見(全文3)山登りに例えれば5合目
立憲民主党や国民民主党などが合流してつくる新党の代表選が7日午前、告示された。国民民主党の泉健太政調会長と立憲民主党の枝野幸男代表が立候補を届け出て、午後1時から共同記者会見を行った。 【動画】「合流新党」代表選スタート 泉氏・枝野氏が共同会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「合流新党」代表選スタート 泉氏・枝野氏が共同会見(2020年9月7日)」に対応しております。 ◇ ◇
他党との連携をどうするのか
NHK:すいません、NHKの【サ** 00:40:27】、もう1問お願いします。先ほどの宮嶋さんの質問に追加なんですけども、次の衆議院選挙が近いとされています。他の野党と立憲民主党の場合はこれまで社民党とか共産党とかと連携してきたという経緯があったと思いますが、この新党になる上で、このような他党との連携、具体的には共産党とか社民党、れいわ、どのように距離感を考えておられるのかということについて1つ。泉さんは政見でも風通しの良い党運営ということを強調されていますが、ちょっと意地悪な言い方をすると逆に言うと今は風通しが良くないのかということになってきます。これをどのように風通しを良くしたいと思っているのかということを教えてください。 枝野さんについては、民主党時代はマネジメントに課題があったということを指摘されることもありますが、新党ではどのようにそのマネジメントを改善されたいのかということを教えてください。 司会:それでは枝野候補からお願いいたします。
思いが共通する党とできる限り連携を
枝野:他党との関係は相手もあることですので、従来の立憲民主党や国民民主党、あるいは共同会派という形でつくられていた連携を、相手も維持していただけるのか、あるいはこの合流をどう見られているのかと、これは合流してスタートをすればいろんな政治勢力の皆さんとご相談をしなければならないだろうというふうに思っています。ただ大きな方向、特に喫緊の今、コロナもあってますます目の前の生活に困ってらっしゃる、そうした皆さんの声に応える政治をやろうという思いで共通できる皆さんとはできる限りの連携、協力をしたいと。 そういう姿勢で各党、あるいは各政治勢力の皆さんとご相談をしていきたいと、いうふうに思っています。私はやはり2009年、非自民政権が多くの皆さまから信頼を失った1つの理由は、内向きの議論を外に向かってやったことだと思っています。内側で徹底した議論が行われる、そのことは政党として望ましいことだと思っていますが、内向きでやるべきことをメディアの前でしゃべったりTwitterなどで発信をすると。こういったことに対してはやはり毅然としなければいけないと、そこは仲間の足を引っ張ることなんだと。 自分だけの主張を正当化することで仲間全体の足を引っ張るというようなことについては、やはりリーダーが毅然とした姿勢を取らないといけない。そうしたことをしないと、みんなが自分では、自分の思っている政策とか政治行動が正しいと、149人いれば149通りあるわけですから。だけど、内部では徹底議論するけども、外に向かっては自分を正当化するような発信をしない、このことを徹底することがもう一度政権を取るためには不可欠の前提条件だと思っています。 司会:泉候補、お願いします。