「合流新党」代表選 泉氏・枝野氏が会見(全文2)政権獲得のための奇策はない
さらに大きな固まりをつくるためにどうしたいか
記者:FACTAの宮嶋と申します。野党が大きな固まりになるというのは、まさに政権交代を目指すために当然のことだと思いますが、この150っていう固まりが、これを次の政権、次の政権と、お2人はどういう政権交代を見据えてくっつけていきたいと考えているのか。併せて、これは先の話ですけど、そこのところでさらに大きな固まりをつくるにはどういうふうにお考えになっているかということを伺いたい。 併せて枝野さんにはやはり党員や党組織、やはり正当性を【得る 00:37:08】ためにはやはり速やかにちゃんとした代表選をして、やるという、私は泉さんが正しいと思うんですけど、その点についても伺いたいと思います。 司会:それでは泉候補からお願いいたします。 泉:よく、当然、ほかの勢力との連携という話もあるわけですが、やはり中道勢力が野党第一党として150名の規模で確立したということはしっかりと自分たちの政策、主張、これを全国あまねく皆さまにお届けをしていかなければいけないというふうに思います。私は綱領を作らせていただきましたが、例えば政党の綱領というものも一番注目されるのは作った瞬間でありまして、それ以降はどうしてもなかなか見てもらえないっていうこともあります。 やはりこの綱領、基本政策、それを持って全国各地でわれわれが活動する、そしてこの政党活動だけではなく、この政党に所属する1人1人が真に住民、国民のために日々汗をかく、そういう中で信頼を得られるのだと思います。 ですから他党との連携はもちろんなんですけれども、しっかりと若手、女性の人材発掘、そして登用、そして各地の県連組織、こういったものの整備、そういう中からわれわれの足元をしっかりとつくり上げていって、そういう中で他党との連携をしていければというふうに思います。 司会:それでは枝野候補、お願いします。
地道に支持者を広げる活動を展開したい
枝野:政権を獲得する、つまり自分たちと連携する仲間で過半数の衆議院を議席を取るということのために奇策はありません。1人1人の議員や候補者、そして地域の中で、地域の課題に真面目に取り組む自治体議員の仲間、そして現状の制度では党員、パートナーズ、サポーター、さらにはその外側で応援してくれるたくさんの皆さん、それぞれが自分のできることを地道に着実に積み重ねていく。その姿勢がなく、何か奇策で一気に風が吹いて政権を取る、こういったことを考えないことが何よりも政権への近道だと私は一貫してそう思っていますし、そう訴えています。ですから何か奇策で風が吹いて政権が取れるという幻想から離れて、地道にこつこつと支持者を広げていくという活動を、代表にならせていただいたら党内に展開をしていきたいというふうに思っております。 後者のお尋ねについては当然だと思っております。ただ今後の政治プロセスが現状見えません。総選挙の時期がいつになるのか、それから今、合流をしたら党員制度自体が両党で違っていますし、パートナーズとサポーターという制度があります。それぞれ大事な、国会議員だけではなく当事者としての党員やパートナーズ、サポーターの皆さんいますので、この制度を統一化していくということは丁寧にやっていかなきゃならないと、強引にトップダウンではやれないだろうと思っていますので、そうした体制整備がどれくらいの時期にできるのかと、政治日程の中でできる一番早い時期にやったらいいんじゃないかと、私も思います。 【書き起こし】「合流新党」代表選 泉氏・枝野氏が会見 全文3に続く