重症説流れた久保建英がマジョルカ公式動画で激白「すべて(リハビリ)が予定通りに進んでいる。予想よりいい」
今年を振り返れば、ビジャレアルとヘタフェでプレーした昨シーズンを終えて帰国し、休む間もなくA代表およびU-24代表に合流。東京五輪の6試合すべてで先発し、メダルなしの結末に号泣した直後にスペインへ戻り、新天地マジョルカへ合流した。 開幕戦から3試合連続でピッチに立った後の8月下旬に再び帰国して、オマーン代表とのアジア最終予選初戦で途中出場。舞台をカタールに移した中国代表との第2戦ではトップ下で先発フル出場し、マジョルカでアスレティック・ビルバオ戦、古巣ビジャレアル戦と続けて先発。迎えたレアル・マドリード戦で右ひざが悲鳴をあげた。 直後からマジョルカ側はけがの詳細に言及せず、一方で選手生命を脅かしかねない重症説も報じられてきたなかで、ようやく久保本人の言葉が届けられた。 日本語訳も添えられた動画から伝わってきたのは、これまで何度も見せてきた当意即妙の受け答えと、自身やマジョルカが置かれた状況を客観視できる思考回路。リハビリと同時進行で20歳の身体に蓄積していた疲労を一掃し、よりパワーアップした姿で、可能な限り早くピッチに戻ってくる決意が、3分あまりの質疑応答に凝縮されていた。 (文責・藤江直人/スポーツライター)