米メディアは大谷翔平の通算100号を「歴史を作る」と称賛…MLB公式サイトは「ベストの10本」を選ぶ特集も
エンゼルスの地元紙のオレンジカウンティレジスター紙は、「大谷は日本出身で3人目となるメジャーで100本塁打を放った選手となった。松井秀喜が175本塁打で(日本人通算トップの)記録を持ち、イチロー・スズキが117本を打っている」と伝えた。 「大谷はゆっくりとシーズンのスタートを切ったが、打球をよりセンター、レフトフィールド方向に打つようになったことで、この20試合で打率.295と向上させている。彼の土曜日の本塁打も左中間に飛んだ」と打撃が好調であることを付け加えた。 またCBSスポーツは「大谷が通算100本塁打を放ったMLB史上3人目の日本選手となる」との見出しを取って報道。 「大谷はエンゼルスでは20人目の通算100本塁打達成選手となった。彼はシーズン終了までに球団歴代本塁打の記録を12位まで上げることができるだろう(ダグ・デシンセイが130本塁打)。エンゼルスに加わる前には、大谷は日本の日本ハムファイターズでの5シーズンで48本塁打を打っているため、彼は2つのリーグでのプロ通算150本塁打に近づいている」と紹介した。 MLB公式サイトはエンゼルスのジョー・マドン監督のコメントを交えて快挙を伝えた。 マドン監督は、「彼は毎日(何らかの偉業を)やっている。もはや驚きはない。こうなると、期待しているとは言いたくないが、我々は、(この先、彼がこうなるであろうということを)予期している。彼は(本塁打を)加え続けていくだろう。(今後も)もっと多くの名前、最も多くの節目を耳にしていくことになるだろう」と称賛した。 また同サイトは、通算100本の中から「傑出の10本」をセレクトした特集記事を掲載した。 トップ10にランク付けして1位に選んだのが、2021年4月4日のホワイトソックス戦での“リアル二刀流“での初本塁打。 「これは大谷を決定付ける本塁打となった。この試合が大谷がMVPを獲得した2021年シーズンのすべての始まりとなった。彼は、同じ試合で初めて投手として初回に100マイル(約161キロ)を3度投げ、そして1回裏の打席でこの本塁打を放った」とし、打球速度115.2マイル(約185.4キロ)で451フィート(約137.5メートル)の一打だったことを記した。そして、「大谷は、同じ試合、同じイニングで100マイル(約161キロ)を投げ、115マイル(約185キロ)の打球を放ったスタットキャストの歴史上唯一の選手となっている」と記録尽くしの試合になったことを付け加えた。 2位は2018年4月3日のガーディアンズ戦でのメジャー初本塁打。3位は2021年6月28日のヤンキース戦で、エンゼルスで最も強烈な本塁打となる打球速度117.2マイル(約188.6キロ)の一打。4位は2021年7月7日のレッドソックス戦で、松井氏が持つシーズン31本の日本選手記録を抜いた32号本塁打。5位は2021年5月16日にフェンウェイパークでのレッドソックス戦で放った9回の逆転2ラン本塁打で、「ここぞという場面でのこれまでで最も大きな本塁打」と紹介した。