米メディアは大谷翔平の通算100号を「歴史を作る」と称賛…MLB公式サイトは「ベストの10本」を選ぶ特集も
エンゼルスの大谷翔平(27)が14日(日本時間15日)、敵地オークランドで行われたアスレチックスとのダブルヘッダー2試合目に「3番・DH」で先発出場し、5回に5試合ぶりとなる7号2ランを放ち、日本選手として松井秀喜氏、イチロー氏に次ぐ3人目のメジャー通算100号をマークした。打者出場444試合目にしての100号到達は、松井氏の636試合目を超えて最速。元祖二刀流のベーブ・ルースの529試合目も抜いた。米メディアも、そのルースの記録と比較するなどして、大谷の記念アーチを称え、MLB公式サイトは100号からトップ10をセレクトする特集記事を掲載した。
ベーブ・ルースに次ぐ史上2人目の通算100本塁打&通算250奪三振をクリア
待望のメモリアルアーチはダブルヘッダーの2試合目、第3打席に生まれた。6-1で迎えた5回無死二塁。アスレチックス先発のオラーが投じた初球のシンカーだった。真ん中やや低めに甘く入ってきた93マイル(約150キロ)の動くボールを引き付けてコンタクトすると高く舞い上がった打球はバックスクリーンの左へ飛び込む7号2ランとなった。打った瞬間にほっぺたを膨らませた大谷は、1、2歩スキップしてから一塁へ走り出した。 米メディアも二刀流スターの通算100号を大きく報じた。 アスレチックス側のメディアとなるNBCスポーツのベイエリア局は「大谷がアスレチックス戦でMLBキャリア100本目の本塁打を放ち歴史を作る」との見出しを取り、「二刀流選手(の大谷)がオークランドコロシアムでのダブルヘッダーの2試合目で、唯一無二の特別なグループに加わった」と報じた。 記事は、大谷がベーブ・ルースに次ぐ、メジャー史上2人目の通算100本塁打&通算250奪三振をクリアした選手となったことを「歴代最高のベーブ・ルースの記録に加わった」と紹介。「この本塁打は2022年シーズン7本目で24打点となった。大谷はまだ27歳に過ぎない。これからもっと多くの本塁打を放っていくことは確かだが、ルースのキャリア通算714本塁打に近づく可能性はとても低いだろう。ただ奪三振に関しては、ルースは投手としてボストン・レッドソックス(483奪三振)とニューヨーク・ヤンキース(5奪三振)で通算488奪三振を記録したが、大谷はすでに通算268三振を奪っており、来シーズンのどこかでこのカテゴリーについてはルースを抜くことになるだろう」と続けた。 さらに「(昨季の)アメリカン・リーグMVP(の大谷)は今シーズンも新たに力強いスタートを切ることで、傑出した2021シーズンが本物だったことを証明した。22勝13敗と素晴らしい開幕ダッシュをしたエンゼルスを牽引する助けとなってきた」とも記した。