大阪府・吉村知事が定例会見1月27日(全文4完)総合区導入に住民投票は不要
大阪府の吉村洋文知事は27日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「緊急事態宣言から2週間。事業者、府民みなさんのご協力に感謝」吉村大阪府知事(2021年1月27日)」に対応しております。 【動画】「緊急事態宣言から2週間。事業者、府民みなさんのご協力に感謝」吉村大阪府知事(2021年1月27日) ◇ ◇
うめきたと夢洲でスーパーシティを実現する意義は
日本経済新聞:日本経済新聞の【****01:03:43】です。スーパーシティのことでお伺いしたいんですけれども、あらためてなんですが、うめきたと夢洲でスーパーシティを実現することの、大阪、関西の経済成長にとっての意義を教えていただきたいのと、仮に実現したら府としてその後、どう事業者の取り組みを支援、サポートしていこうというお考えなのか教えてください。 吉村:まず、このうめきたについても大阪最後の一等地というふうに呼ばれてきました。これが2024年に、まちびらきをするということになります。うめきたは、まさに梅田、大阪駅にありますから、西日本の結節点というエリアにある非常に、大阪だけでなく関西の経済の中心的なエリアだというふうに思っています。そこのさらに中心地がこのうめきたですので、そのうめきたの中に、特に今回の場合はグリーンフィールドとブラウンフィールドって2つあるんですけども、グリーンフィールドでわれわれは申請をする予定です。
人がいないからこそできる提案を
つまり人がいないところで、住民がいないところだからこそできる提案というのをどんどんやっていきたいと思います。いろんな、新たな取り組み、新たな技術等々。うめきたも、もちろんマンションがあるわけですけど、マンションエリアは省いて申請することになると思います。そういったグリーンフィールドでいろんな健康のバイタルチェックであったりドローンであったり、自動運転もそうですけども、いろんな取り組みというのを、このうめきた、そしてもう1つは夢洲で実現をさせたい。 夢洲も人口が、人が、居住地でないというグリーンフィールドという前提で申請をします。じゃあ空飛ぶ車って、別に夢洲からも外ではみ出るやんかとなれば、それは自由に提案をしていただいて、その範囲をさらに拡大する必要があれば、これは国に追加で拡大の要請をしていこうというふうにも考えています。 中身としたら、そういう意味で、グリーンフィールドですから、人がいない、住民がいない前提だからこそできる、いろんな今までじゃあ規制のしがらみでなかなかできなかった、住民がいたらできなかった。でも新しいこの技術を生み出すことによって、これはものすごく将来の社会が大きく変わる、イノベーションになるというようなことをぜひ提案をしてもらいたいと思います。今までの日本の既成概念じゃあなかなか実現できないさまざまな規制の壁に阻まれてきたようなものについて、どんどん大阪ならではの、やってみなはれの精神でチャレンジする提案を募集したいと思っています。 それが実現して一定の認知を得られれば、ある意味でそれが広がってきて、新たなビジネスや新たなサービスが生まれて、大阪・関西の経済の活性化に間違いなくつながるというふうに思っています。ちょっと見てもらったら分かるんですけど、30年、40年前ぐらいまでは時価総額の企業で言うと、日本の企業が世界10位の多くを占めてたのに、今はもうほとんどいないという状況です。新たなイノベーションを生み出す企業が世界の時価総額の上位をずっと占めるような状況になってきています。やはり日本がイノベーションとか新しい挑戦に取り組む姿勢が足りてこなかった、新たなことをすれば上からたたくというようなこの規制文化というのをなんとかここで打破する、1つの場所にしていきたいし、シンボリックなエリアにしていきたい。それが大阪の将来、日本の将来にとっても必要だと思っています。