紀子さまは「東大卒の天皇」なんて望んでいなかった…悠仁さまの「東大推薦入学説」を週刊誌が見事に外したワケ
■なぜ東大じゃなくて筑波大なのか? 秋篠宮悠仁さんが筑波大に合格したことが12月11日に発表された。 【写真】まるで大きな街のよう…「筑波大学循環」行きのバスの多さ まずは合格おめでとうといいたい。だが、「なぜ東大じゃなくて筑波大なのか」と疑問に思う人も多いのではないか。 メディアは母親の紀子さんが「初めての東大卒天皇」という肩書にこだわっている、東大へ推薦入学させるために着々と手を打っているという報道はいったい何だったのだろう。 週刊文春(8月15・22日号)は「筑附で『異例の成績』悠仁さまの“真実”」というタイトルを付け、筑波大学附属高校の関係者に「じつは高校側は、悠仁さまに頭を悩ませている」「目下の問題は、学業成績についてです。悠仁さまは、率直に申し上げて“異例の成績”なのです」といわせていた。 しかし、同じ発売号の週刊新潮では、「夏休み“大人のお膳立て”で整った悠仁さま『東大合格』」と報じていた。 つまり、多少成績が悪くても悠仁さんの「東大一直線」路線に変更はなく、東大へ推薦入学することは既定路線だというのである。こうした報道を受けてのことだろう、今年の夏には悠仁さんの東大入学に反対する署名活動まで始まったのだ。 ■「紀子さんは東大を諦めない」という論調 「大手のオンライン署名サイトで8月に始まった署名活動は、投稿から1カ月ほどで1万2千筆を集め、ネット上で話題になった。 しかし、署名の趣旨を説明する文章には、真偽不明の情報や個人を中傷する内容が含まれていた。 サイトの担当者によると、『未成年者の保護』や『プライバシーの侵害』、『虚偽または誤解を招くような情報』の防止を求めるガイドラインに抵触するとして、投稿者に対応を要請。しかし、改善の動きはなかったといい、最終的に署名のページは削除されることになった」(AERAdot. 09/29/ 10:00) こうした報道に踊らされたネットの民の軽挙妄動に、紀子さんは9月11日の誕生日会見で、ネット上でのバッシングで心穏やかに過ごすことが難しく悩んでいると、珍しく心の内を吐露した。 しかし、秋になってもメディアは東大以外に筑波大や東京農大なども選択肢としてあり得るとはしながら、紀子さんのことだから東大を諦めることはないという論調が大勢を占めていた。 私は少し前のこのコラムで、悠仁さんは東大よりも、海外留学、それも日本の皇室と長い交流のあるイギリスのオックスフォード大学がいいのではないかと書いた。 11月25日、秋篠宮もトルコ公式訪問前の会見で、悠仁さんのこれからについて、「海外で学ぶ機会を得てほしい」「本人も海外に身を置いて、そこで学ぶことの必要性というものを最近は感じるようになってきたような印象を受けている」と口にしている。