大阪府・吉村知事が定例会見1月27日(全文2)医療体制は厳しい状況続く
大阪府の吉村洋文知事は27日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「緊急事態宣言から2週間。事業者、府民みなさんのご協力に感謝」吉村大阪府知事(2021年1月27日)」に対応しております。 【動画】「緊急事態宣言から2週間。事業者、府民みなさんのご協力に感謝」吉村大阪府知事(2021年1月27日) ◇ ◇
医療体制の現状をどう思うか
NHK:NHKの佐藤と申します。知事、冒頭、緊急事態宣言から2週間というお話をされてたと思うんですけども、その2週間となりますけど、現在の感染状況については、急拡大は抑えているということだったと思うんですけれども、医療体制の現状についてはどのように思われていますか。 吉村:医療体制については非常に厳しい状況が続いています。特に重症者については、もともと医療体制が逼迫している中で、また感染が急拡大したという側面もあります。この重症者というのは、だいたい陽性が分かってから2週間以降ぐらいたってから増え始めると。陽性者の数から遅れて増え始めるという状況です。ですので、ちょうど500名、600名に増えたところから換算すると2週間強たっていますので、今ちょうど重症者が増えやすい時期、現時点、増えていっている時期。だから重症病床としては非常に厳しい状況だというふうに思っています。もちろんこれは一般病床、中等症、軽症も非常に厳しい状況が続いているという状況です。
解除に向けての考えを聞きたい
陽性者の絶対数が減少すれば、減少してくれば確実にそれも減ってきますが、減ってくるのはやはり2週間ぐらい今度は先になってきます。ですので病床としては今、非常に厳しい状況が続いているという認識です。特に重症病床についてはもともと高齢者の陽性者も多い、重症者が多い中で、さらに感染も拡大して、500名、600名が1月前半は続きましたから、そこの重症者の数が増える傾向にあるという意味で非常に病床は厳しい状況だと思っています。思っていますというか、そういう事実です。 NHK:ありがとうございます。これまで、緊急事態宣言の解除について先ほども少しお話があったと思うんですけれども、来週の頭、きのうの夕方だと来週の中ごろぐらいまで見てというお話だったと思うんですけれども、そのあと解除の可否を国に伝えると、意見を伝えるというふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、今現在で、あらためて知事の解除に向けてのお考えをお聞かせくださいというのと、先ほど本部会議を開いてというお話があったと思うんですけれども、いつごろ本部会議を開かれるかというのを。 吉村:本部会議については来週開催しようというふうに思っています。もちろんこの緊急事態宣言について一定の解除の基準というのはステージ4ではない、ステージ3に至って減少しているというのが前提になると思います。まさに国の考え方もそういう考え方です。ステージ3で言うと、新規陽性者引き直したら大阪府でどのぐらいかといえば313名がいわゆる基準の数になってきますので、平均的にこれを下回るような数になるのかどうか。感染は拡大している状況では今ないと思いますが、どれぐらい効果があるかというのはまだ見極められない状況です。当然、ちょうど2週間たったときですからね、今。そういった意味では今週の数字、来週の頭の数字、場合によっては来週の真ん中ぐらいまでの数字になると思いますが、来週の数字、今週末の数字っていうのをきちんと分析した上で判断はしたいと思っています。 緊急事態宣言については、やはり冒頭申し上げましたけれども、まず感染拡大を抑えるということが非常にまず大きな目的です。そこで、医療も逼迫しているということも当然これは加味して考えなければなりませんし、重要な要素だと思っています。一方で日々生活をされている方、商売されている方からすると仕事ができないという状況が続いているわけです。協力金も完全に十分というものではありません。ですので、やはりそういった方にも生活があり、収入があって生活ができ、家族がいて、子供もいるわけです。