大阪府・吉村知事が定例会見1月27日(全文4完)総合区導入に住民投票は不要
申請が通ればどういう支援をしたいか
そういった本当に新しいことをチャレンジするエリアとしてこのグリーンフィールドとして申請をしていきたいというのが僕の考え方だし、新たな技術産業が生まれて、それが大阪・関西の経済成長につながることを期待したいと思っています。 日本経済新聞:それで、もし申請が通ったら、通ったあとで府としてこういった形で支援ができたらいいなというお考えがもしございますでしょうか。 吉村:そうですね、通ったあとに具体的に民間企業が参入することになると思いますので、その民間企業のさまざまなチャレンジの具体的な支援策について必要な支援というのはやっていきたいと思います。じゃあどのような支援策なのというのはちょっとまだ、今これは構想段階ですからなかなかこれですというわけにはいきませんけども、具体的な新たなチャレンジをする企業を支援するということもぜひ大阪としてやっていきたいと思います。 幸い大阪の政治というのは、特定の業界や団体に支援されて成り立っているわけではありませんから、僕自身も特定の業界、団体に支援されて知事をやっているわけではありませんし、そういった意味では新たなことにチャレンジする土台というのは政治的にも整っていると思いますし、そういったものがこれから僕は必要なんじゃないかと思っています。 それから大阪はやはりもともといろんなイノベーションが生まれやすい、新しいことにチャレンジする土台がある、そういった気質があるエリアだと思っていますから、どんどんこの機に新たにチャレンジしてもらいたいというふうに思います。それを僕らとしては支えていきたいと思います。特定の利益の人たち、特定の業界に動くということはもうわれわれはやらない。だからこそ新しく生まれるものもあると思っていますし、そういった企業を支えたいと思います。
特に期待する分野は
日本経済新聞:特定の業界によらないということですけれども、なんらかでもいろいろ夢はあるかと思いますけど、特に期待する分野というのはありますでしょうか。 吉村:僕がこれっていうのはあれですけど、空飛ぶ車はぜひやってもらいたいなと思いますね。僕も乗ってみたいし、新しい移動手段として、そんな高いエリアを飛ぶことじゃないと思います。最初は海のエリアだと思いますけども、新しい移動手段、移動革命として自動運転とか、空飛ぶ車も自動運転に最後はなってくると思いますけど自動運転とか、空飛ぶ車とかはぜひやってもらいたい。それから僕らは大阪万博を目標としていますから、健康、医療の部分で非常にもともと強みがありますので、ここのバイタルデータの取得、そしてそれの活用なんかも、今までは個人情報とかさまざまな業界のバイタルデータもいろいろあってうまく進んでない分野ですけど、バイタルデータをうまく活用して、健康に生きていくことが実現できるような仕組みなんかも非常にここではできるんじゃないかなというふうに思っています。 ちょっと専門的になるんですけど、夢洲についてはまだエリアができていません。ですので夢洲での応募になるのは、おそらくはこれから万博の工事、それからIRの工事を今後やっていきますから、万博とかIRの工事をやっていく中で、何か新しい技術、例えば、ここは入退場管理の顔認証とかいろいろ出てますけど、待ち時間ゼロとか出てますが、例えばこれは実際に工事する作業をされる方がたくさん入ってくると思いますので、そういった方を対象にするとか、ドローンの測量なんかもそんなことになると思うんですけど、ちょっとここからは実務チックですけど、夢洲のエリア、将来的にはそういうまちにしていきたいと思いますが、今は何もない中でまず万博をすると。そして時系列でいくと工事から始まるということになると思うので、工事で多くの人が出入りする中で、うまくこれを使ったらいいんじゃないかと。そんなのも提案してもらえたらなというふうには思っています。それは将来的に人が集まってきたときの応用できる技術になるんじゃないかと思っています。 司会:ほかにご質問ございますか。