CSファイナルSで126球1-0完封勝利したオリックス山本由伸の何がどう凄かったのか…緊張と不安を脱した修正能力
打線では、勝負強さを発揮したベテランのT-岡田に加えて、10月2日のソフトバンク戦で右尺骨を骨折し、戦線離脱を余儀なくされていた主砲の吉田正尚が3番・DHで復帰。3回の第2打席で復活を告げる中前打を放った。四半世紀ぶりにリーグ優勝を果たしたオリックスが、ファイナルステージ初戦の勝利で再び波に乗ると池田氏も予想する。 「選手会長の吉田が戻り、初回に1点をもらったことも山本にとっては大きかったと思う。モチベーションをキープし続けることができただろうし、シーズン優勝の勢いがそのまま続いているように感じた。オリックスが有利になったことは確かだろう」 今日11日の第2戦はロッテが美馬学。対してオリックスは2017年のドラフト1位左腕・田嶋大樹を先発に立てる。イチロー氏らを擁して日本一になった1996年以来となる日本シリーズ進出へ、リーグ優勝のアドバンテージとなる1勝を含めた3連勝で一気に王手をかける。ちなみに第3戦の先発予定は、山本と共に2枚看板を形成した左腕エースの宮城大弥である。 山本が未来へ言葉を弾ませた。 「とにかく日本一。最後は日本一で終われるように全力で投げたい」