名古屋市長選、立候補予定3氏が討論会(全文5完)オーガニック給食導入は賛成
オーガニック給食実施の計画は?
A:私たち、名古屋ママ会という180人の団体です。学校給食をより良くしていきたいという思いから、現在愛知県内21市町村から成るナチュラルスクールランチアクションという活動に参画をしております。一昨年末、貧相な給食のニュースでは、母親としてとても悔しい思いをいたしました。ですが、市民である私たちが行政へ思いを伝えていなかった結果だということで、自分たちとしての責任も大きく感じております。 最近、給食の意識調査アンケートを実施したところ、全国で5000件以上の回答が集まりまして、その93%の方がオーガニック給食を実施してほしいという結果が出ました。ご質問させてください。農林水産省のオーガニック農作物推進事業として、学校給食を販路にすることとなっております。オーガニック給食を実施する都市も増えておりますが、政令指定都市での実施はまだありません。名古屋市でオーガニック給食実施の計画をお考えでしょうか。お願いいたします。 加藤:オーガニック給食を名古屋市の学校給食でやれないか。これは3人の方、1人ずつ伺いましょう。河村さん、いかがですか。 河村:ぜひやっていきたいと。無料化よりも、無料化って実は子供2人親2人の家庭でだいたい460万、年収、それ以下だと無料なんです、今、実は。だからそれを全部ただにしちゃうとものすごい金持ち優遇になるんで、ぜひこの、なんですか、自然食ですか。英語で言うとオーガニックですか、をやっていきたいなと。賛成でございます。 加藤:横井さん、いかがでしょう。
デザートなどからオーガニック給食を始めていければ
横井:今、政府のほうでもSDGs進めております。そんな観点からも、私は進めるべきだというふうに思っています。ただ、名古屋市は今1日、給食12万食あるんですね。それを一気にオーガニック給食っていうことになってくると、確かになかなか厳しい面もあるだろうっていうふうに思っています。ですから私は、例えばデザートとか、そういったところからオーガニック給食が始めていければいいと思っておりますので、ぜひ私はこれを実現していきたいというふうに思っております。 加藤:給食の問題は尾形さんも関心を強くお持ちだと思いますが、この点、オーガニック給食、いかがですか。 尾形:私も大賛成です。オーガニック給食、つまり有機農法ということは、農薬も化学肥料も使わないということですから、農業自体が土地の汚染をなくすということですので、環境にもとてもいいことです。オーガニック給食は横井さんおっしゃったように、確かに12万食一遍には難しいです。だからこそ、名古屋市がオーガニック給食を目指すんだということをはっきり方針を出す、それによって、そしたら何が障害になっているのか、もちろん作付面積がまだまだ少ないですから、調達ができません。それを名古屋市の給食がオーガニックをやるんだということで、調達する際にオーガニック優先にしますという方向性を出して実施していく。そしたら農家さんも、名古屋市が給食で引き取ってもらえるということであれば安心して作付けができます。 名古屋市内で有機はもちろんできませんので、周辺の市町村とも連携してオーガニックの農家を育成して、支援して、増やしていくということを一緒にやりましょうよと、で、名古屋市は優先的に引き受けますから、大丈夫、やりましょうという方向を出すということ、これは未来に向かって素晴らしいことじゃないかなというふうに思います。 加藤:ありがとうございました。オーガニック給食のご提案について、3人の候補者が3人ともいいことだと、やっていきたいというご回答です。子供応援になりますと、ここだけは3人の方の歩調が合うようです。それもあらためて確認できたような気がします。神取さん、もうおひと方いただきましょう。 司会:ありがとうございます。ご質問は簡潔に、1分以内でお願いしたいと思います。それでは前の男性、4列目の、はい。