大阪府・吉村知事が定例会見4月13日(全文1)なんらかのコロナ治療ができる病院を100%にしたい
大阪府の吉村洋文知事は13日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年4月13日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年4月13日) ◇ ◇
陽性率も徐々に上がってきている
司会:ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。初めに知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。 吉村:まず現在の新型コロナウイルスの状況についてです。またそれを踏まえた上で、今、さまざまなさらなる取り組みをしていますが、本日は非コロナ受け入れ病院における対策のさらなる強化についての説明、また配食サービス、パルスオキシメーターサービスについてのワンストップ化、保健所業務からの切り出し等について説明させていただきます。府政一般につきましては2025万博に向けて、ユニバーサルデザインタクシーの普及についての説明をさせていただきます。 まず新型コロナウイルスの現在の感染状況ですけれども、少しずつ増えているという状況にあります。大きな急カーブの増加にはなってはいませんが、これは第6波ですけれども、現状を見ますと、だいたい1.1倍ぐらいの状況です。いったんぐっと下がりましたが、この4週間は底を打って、そして少しずつ上がってきているという感染状況が今の大阪の状況だと思います。 検査件数と陽性率ですけれども、陽性率も徐々に上がってきている。今、ちょっと下がってますけれども、やはり徐々に上がっているという傾向が見受けられます。大きく右肩上がりにはなってないけれども、徐々に増えてきているんじゃないかというのが今の現状です。
BA.2に70%置き換わったと推定される状況
年代ですけれども、やはり全年代で徐々に増加という傾向が見られますが、とりわけ20代、30代の方が波全体としては増加傾向に見られます。このブルーが20代、30代です。いっとき10代以下が一番多い時期もありましたが、今は20代、30代の方が少し増えているという状況です。全年代、増えていますので、リスクの高い60代以上の新規陽性者の割合も少し増えていますが、通して見ますと傾向とすれば20代、30代の方の増加傾向が少し見られるという状況です。 これは日々の陽性の、行政の報告ではなくて、推定感染日がいつかというものについてのデータです。日々発表する陽性者数については行政として把握した時点ですけれども、そもそもいつ、じゃあその人が感染したのかというデータです。第6波、ぐっと右肩に上がりまして、ずいぶん下がってきていますが、ほぼ横ばいから少し増えているという状況です。これも3月の中下旬ぐらいからほぼ横ばい。このあと少しずつまた、今、新規陽性者増えてますので、少しずつ増えるだろうというふうに思っています。 また、増えている原因として最も考えられるのが、この時季、年度替わりですから人との接触の機会が増える時季というのは当然あると思います。加えまして、BA.2変異株の置き換わり。これが起きるときに波ができますので、その変異株の置き換わりが進んでいるということが挙げられると思っています。 現時点の大阪での変異株、BA.2への置き換わりは70%置き換わったということが推定される状況です。この間、1週間ほどを見ますと、1週前は、前の記者会見で発表させてもらいましたけども50%。そしてその前は40%。その前もパーセントあったわけですけれども、だいたい10%~20%ぐらい毎週増えていっているという状況です。 これは国の専門部会で全国の状況を見ても発表されているとおりで、このBA.2の置き換わりが5月には90%進むのではないかという指摘もされていますが、大阪の状況もほぼそれに近いという状況だと思っています。現時点で1週前の50%から20%増加して、70%がもうすでにBA.2に置き換わっているということが推測されます。全件検査をやっているわけではありません。抽出検査ですから、全ての検査ではありませんが70%、ほぼBA.2に置き換わっていると。こちらのほうはゲノム解析の結果なので、少し時期が遅れてます。