福島原発事故から10年 小泉・菅元首相が会見(全文1)日本は原発ゼロでもやっていける
福島第一原発の一番の欠点は何だったのか
Singapore Press Holdings:Singapore Press Holdings、日本特派員の【フウ 00:41:52】と申します。今日は本当に野党・与党一緒にいるっていうのはとてもうれしいことで、ノー3.11、ノー原発ですね。ただ私が思うのは、やっぱり1つのことを起こったっていうことは反省しなければならないんですね。まず菅先生に質問します。当時、首相である菅先生はどういうふうに、今思い出すと10年前、何が一番いけなかったかというのは、見に行ったときに一番インパクトがあることってなんですか。教えてください。 そして小泉先生ですけれども、もし小泉先生が当時首相であれば、何をやればいいと思いますか。またはそのあと、今は安倍さん、安倍元首相が、オリンピックは、いわゆる福島アンダーコントロールであるということはどう思いますか。後輩である安倍元首相になんか反発な言葉がもしあれば言ってください。よろしくお願いします。 菅:実はあの福島原発事故というのは、緊急用電源がもう少し高いところにあれば少なくともああいう形では起きなかったんです。ではなぜそんなに低いところにあったか。あれはGEが前に造ったときの設計図そのままなんですね。アメリカは海のそばにあまり原発はありません。川のそばです。どちらかというと竜巻が怖いんですね。ですから地震が多くて津波が多いところに、わざわざ一番低いところに緊急用電源を置いたんです。これは裁判でも出てます。もう事故が起きる前にそういう指摘があったにもかかわらず、まあ大丈夫だろうといって放置したんです。ですから、ほかの原因でもちろん原発事故が起きる可能性はまだまだありますけれども、少なくとも東電が、あるいは他の電力もそうですが、地震とか津波を考えないでそういう設計をやったということは、やはりこの原因の非常に大きな理由だと、そういうふうに見ています。 【書き起こし】福島原発事故から10年 小泉・菅元首相が会見 全文2に続く