大阪府・吉村知事が定例会見11月2日(全文5完)自民党は本気で改憲するつもりはない
男ばかりですもんね、維新もね
維新、筋肉系、マッチョ系みたいな言われ方があるんですけど、決してそうではなくて、どんどん女性の議員も入ってもらいたいし、女性の候補者も手を挙げてもらいたい、そう思っています。枠まではめるのはちょっとなかなか今、そういった意味で特殊な業界なので難しいかもしれないですけども、誰でもいいっちゅうわけにはいきませんのでね。なので、ただ、女性候補者、女性の仲間は増やしたいと思います。 男ばかりですもんね、維新もね。最後の執行メンバーになると。それは政治の世界にかかわらず、日本社会全体の問題のような気はしますけどね。たぶん皆さんのような大企業でも、最後の執行役員会で座ってるメンバーってほとんど男性なんじゃないかなと思うけど、この体質は変えたほうがいいと思います。 関西テレビ放送:ありがとうございました。
改憲発議に加わる考えはあるのか
横田:すいません、フリーの横田一ですけども、憲法改正についてお伺いしたいんですが、岸田総理はほかの党も説得して3分の2をクリアしたいと言っているんですが、改憲発議に加わるお考えはあるのかということと、特に緊急事態条項についてどうお考えなのか、2点お伺いしたいんですが。 吉村:岸田総理が本気で憲法改正をやりたいかどうかそこに懸かってると思います。僕は自民党は憲法改正を主張しながらも実際は本気でやる気がないと思っています。ガス抜きでやっている程度だとしか僕から見たら思えないです。 われわれ例えば都構想を実現させるためでも、橋下さんも松井さんもそうだけど、自分の政治生命懸けてでも絶対にやるっていう気迫でやって。結局はやっぱりそこまでたどり着いて、住民投票までたどり着いて、そこまではいろいろ批判もあるようなことも中には当然あるけれども、そこまでなんとかたどり着いて、最後は主権者というか、最終決定権者である大阪市民の皆さんに投票いただくとこまでは来ました。僅差でどちらも負けました。だからそれを受け入れています。 じゃあ自民党が本当に国民に対して3分の2の発議をして国民投票までやる覚悟があるのかといえば、僕はないと思っています。一部の熱狂的な保守層のガス抜きで言ってる程度ではないかと僕は思っていますので。というのもこれまで3分の2あったときも本気でやりませんでしたから。僕は改憲論者だし、国民投票をぜひやってもらいたいと思っています。本気でやる気であるんであれば、維新はもちろん協力もします。だけども僕は自民党は憲法改正を本気でやるつもりないと思います。憲法審査会見てても井戸端会議です、あんなの。全員の同意がないと進まないみたいな憲法審査会で。 僕も国会議員10カ月だけやって、憲法審査会のメンバーとして出席させてもらったけど、自分それぞれなんか適当に言いたいことを言ってるだけで、進め方としては最後ここにまとめて、じゃあ結果を出すという会議になってないですね。自分が言って、自分の主張言って、はい、気持ちいいってなって終わって解散みたいな、井戸端会議です。