20日の新規感染者数は過去最多「拡大傾向はまだ続くと想定」大阪・吉村知事会見7月20日(全文2)
増え方をなんとか抑えたい
吉村:まさにそのとおり、われわれとしては認識をしているので、そこに対する対策をこの間も打ってきて、そして今後さらにそこは強化していきたいというのは本日お伝えしているとおりです。感染の、市中感染が広がってますので、どうしてもウイルスが侵入してくる確率は高くなります。そして侵入してくると。それを防ごうと。侵入したとすればそれはすぐに探知して、そこからさらに拡大するのを防ごうということをこの間やってまいりました。 特に大阪府の場合は全国で一番高齢者施設が多い。居住系高齢者施設は東京で3100ですけど、大阪は3800ですから、そういった意味では全国で一番高齢者施設も多い、高齢化率も高い。つまりリスクの高い方が多いという状況、リスクの高い施設があるということ、多いということなので、それを踏まえてわれわれとしては対策を強化してきました。今後、感染が拡大すればもちろんこのリスクが高くなりますから、現に増えてるので、今後もさらに感染が拡大すればこの数は増えてくると思います。ただ、増え方をなんとか抑えたいということです。 で、増え方を抑えていくという意味で、先ほど申し上げたとおり、例えば高齢者施設において大阪府独自でやってますけど3日に1回検査をすると。それは前から進めてますが、外から入ってくるわけですから、3日に1回職員の皆さんの検査に協力をお願いする。この施設っていうのが当初は数十%から始まりましたが今は40%の施設がこれをやってくれてるという状況です。また、訓練については90%やってくれてる。これは、訓練っていうのは陽性が出た場合にどう対応するかっていうのは事前に訓練してくださいねということをもう、これは皆さんにもお伝えしているとおりですけども、90%の施設がそれをやってくれてると。
高齢者施設への往診に協力する医療機関が140
そういった対応、施設における対応力を高めることによって、例えばクラスターの施設数が増えるのをまず防ぎたい。で、増えたとしてもクラスターの陽性者の数、施設当たりの数っていうのをやっぱり減らしたい。そういったものを今、取り組みをこの間進めていきますので。これは4回目接種も、ワクチン4回目接種もそうですし、それから陽性が出た場合の連携医療機関が治療をできるようにするということについても、当初数十%から30%でしたけれども、今は70%がそれができるようになってます。 また、それ以外にも大阪府独自のOCRTという派遣システムをつくってますので。そして派遣に協力してくれてる高齢者施設への往診に派遣してくれる医療機関が140ありますから、そういったところを皆さん、ご協力っていうのをフルにお願いして、このクラスターの陽性者数を減らしていくということの努力をしていきたいと思っています。2ページに戻ってください。1ページ戻ってください。 これは先ほど申し上げた2月、3月、この数字になってますので、今まだここですけども、今後陽性者の数そのものが第6波を超えてくると思いますから、この2月、3月のような数字にできるだけならないようにする。施設数は一緒なわけなので、2月、3月のような数字にならないようにすると。できるだけ、ちょっともうゼロは無理ですけれども、できるだけここの数を減らすという対策を、今までやってきたこと、それをどんどん強化して高齢者の皆さんをお守りするということに力を入れたいと思ってます。 司会:次のご質問。読売新聞さん。