20日の新規感染者数は過去最多「拡大傾向はまだ続くと想定」大阪・吉村知事会見7月20日(全文2)
本日の新規感染者数は過去最多更新の見通しか
読売新聞:読売新聞の山本です。2点ほど質問があるんですけれども、まず1点目は新規感染者数はどんどん増えていって、まだ増える傾向にあるだろうと知事おっしゃっておりましたけれども、第6波では1万5000人ほどが過去最多の数字だったと思うんですけれども、本日の新規感染者数で過去最多を更新する見通しとかっていうのはありますでしょうか。 吉村:本日の新規感染者数は過去最多を更新すると思います。 読売新聞:だいたい何名程度とかっていう見通しはございますでしょうか。 吉村:本日の大阪における新規感染者数は約2万2000人程度になります。これまで一番多かったのが1万5000人ですから、過去最多の新規感染者になると思います。またこの傾向は今後も続くと思ってます。 読売新聞:分かりました。もう1点は発表項目以外になるんですけれども、18歳以下の子供さんへギフトカードを配布するという支援事業があったと思うんですけども、あれは7月の下旬からという当初の話だったと思うんですけども、僕がちょっと失念している部分があるかもしれませんけども、いつから始まるだとか、めどとか準備状況っていうのが分かる点ありましたら教えていただけますでしょうか。 吉村:はい。これは当初どおり7月の下旬から配布を開始する手続きで今進めています。一番最初、僕が発信したときはできれば夏休み前にというふうにはお伝えしてましたけれども、手続き等を踏まえて、公募の手続き等もやって、その中で、そのあとお伝えしたとおり7月の下旬からは配布を開始したいというふうにお伝えしておりましたけれども、その予定どおり7月の下旬から配布を開始するということになります。 読売新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:次にご質問は、朝日新聞さん。
本日過去最多の感染者数に。受け止めを
朝日新聞:朝日新聞の新谷です。コロナの関係で先ほど本日過去最多の感染者数を確認して約2万2000人ということですが、あらためてその受け止めを一言お願いします。 吉村:やはりこの第7波におけるBA.5の感染拡大力が強いということです。BA.1が年明けに感染拡大しましたけども、さまざまな意見をお聞きしても、やはりBA.1のときよりもBA.5のほうが現場感としても感染の拡大力が強いという声が届いています。その中で現実に新規陽性者の数を見ましても上がり方が、速度が速いという状況です。3連休明けという影響はあろうかと思いますが、それを差し引いたとしてもやはり感染は拡大傾向にあると。そして本日の新規陽性者の数が約2万2000人になります。これは過去最多です。 そしてこれまで最多が1万5000人、第6波が1万5000人でしたから、これを更新するということになります。そして、申し上げているとおりBA.5への置き換わりが今60%程度です。つまり、まだ増えるということになると思います。これは変異株への置き換わりがある程度てっぺんになってくる、80%ぐらいになってくると徐々に感染拡大の速度が下がってくるというのがこれまでの経験ですので、となると今60%程度ですから、そういった意味ではまだ熱を持って増えてるという状態なので、過去最多というのが、本日過去最多になりますけれど、この水準というのは、拡大傾向はまだ続くというふうに想定をしています。 大阪の、それぞれエリアによって過去最多の数になりやすい、発表数になりやすい曜日っていうのは傾向があるので、一概比較は難しいと思いますけども、大阪の場合は休み明けの翌々日が一番、だいたい数が一番多いと。まさに今日がそれに当たるわけですが、きのうは5000でしたから、この数字自体がちょっと少ないんだろうというふうに思っています。ですので、そこを差し引いたとしても、やはり感染の拡大傾向、感染拡大力が強いということが、大きな要素としてあると思っています。 朝日新聞:ありがとうございます。そのほか、対策については先ほどの、共同さんや読売さんの質問でお答えいただいたとは思うんですが、幾つか具体的にお尋ねさせてください。まずクラスターが高齢者施設で増えてきているということですが、重症化率などが高いといったような情報は、今のところありませんでしょうか。 吉村:今のところ、そういった情報はないです。 朝日新聞:ありがとうございます。一方で、先ほどもリスクの高い人を守っていくことが重要というご発言もありました。そのためにOCRTですとか、あるいは往診のチームですとか、より増員、体制を強化させていくようなお考えはありますでしょうか。