森会長が辞任表明(全文)「解釈の仕方」「女性を蔑視する気持ち毛頭ない」
安倍前首相の発案で大会を1年延期に
そして2020年には、アテネで採火式が行われまして、遠藤(利明・会長)代行が、などをはじめ、皆さんがご出席をいただきました。ちょうど採火式の火をいただいて、日本側に渡された時だと思いますが、コロナのことでEUから厳しい措置が出されました。したがって、その後の18日に私どもはその火をいただきに行く予定でございましたが、向こうへ行くと2週間帰れなくなるとかですね、いろんな制限がありました。したがって、まあ飛行機だけ飛ばそうと、その飛行機だけは飛ばすけど返してくれますね、ということで採火式に行きました河村部長が中心に8名の職員が向こうに残っておりまして、日本側にいただいたこのトーチ、聖火をですね、大事にホテルで確保しておきました。これはとても良かったので、もしあの騒ぎでこの聖火が日本に入らないと、今日果たしてどういうことになっているのか、来るのか来ないのかも危ぶまれたかもしれませんが、幸い3月19日でしたかね、それで日本に入ってきまして。それから(JOC会長の)山下(泰裕)さんがおられますが、IOC、JOCのオリンピックハウスで大事に点火をしていただきました。 多くの方々の関心がとても深いということでありましたし、総務省の当時の高市(早苗)大臣の提案がありまして、オリンピックのリレーがあまり来ないようなところにですね、人たちに見ていただくという陳列をしたらどうかという、その予算も、総務省の予算を使って結構ですということでありましたので、その計画を作りまして今、先ほど冒頭に申し上げたように確か今、福岡県辺りかなと思っていますが、どこへ行かれましてもですね、とにかく立った松明が一つあるだけでですね、3000人、4000人という人が集まって来られて、大変な賑わい、というよりも大変多くの人たちが、特に子どもさんたちを中心にこのアテネの火がですね、ゼウスの火が大変な関心があったということでありまして、こうしたことも、オリンピックへの前哨として、大変意義ある行事であったかと思っております。 そして、2021年に入りまして、コロナ対策ということで第一弾を政府に取りまとめていただきましたが、結局そのために我々の想像もつかないような、1年延期するということを、これは当時の安倍総理の発案で、IOCとの間で合意を得たわけであります。